*この物語に出てくる団体・登場人物は現実のものとは一切の関係がありません。


 彼はベッドの中で財布の中身を数えた。四百二十七円だった。窓を締め切り羽毛布団まで被っているのに、心の中に秋の寒風が入り込んできたような気分になった。あ~こりゃ布団から出られねえな。彼は二度寝した。
 二度寝から目覚めると枕元のデジタル時計を見た。十四時三十分、最初の目覚めから一時間と少し経ったばかりだ。
 もう一度財布の中身を数えた。無情にも四百二十七円と勘定される。数を数えるという能力は紛れもなく義務教育の賜物だが彼はそれを恨んだ。あ~世の中の人間全員数を数えられなくなって四百二十七円で百万円分の買い物できねえかな。彼はクズだった。

 とりえあずとばかりに彼はベッドの中でのびをした。もはや眠気もなく、空腹を感じてきた。しかし四百二十七円ばかりで何を食べられるというのか?
「あ~早く準備してラーメン食べなくちゃ!」
 彼は数を数えることはできたが引き算はできないのかもしれなかった。

 ベッドから出ようという時、彼のスマートフォンにメッセージが来た。「岡 門太郎」という表示だった。

「金返せ」

 彼は既読だけつけてラーメン屋へ向かった。

 スマホで店を調べつつ自転車(貧民の強い味方だ)を走らせる。店構えを見て、ここでもない、あそこでもないと吟味する。彼は金はなくとも誇り高き美食家なのだ。不味い食事などペッパーくんの餌にでもすれば良い。
 しかし、そうこうしているうちに十五時を過ぎた。ラーメン屋のほとんどが準備中という札を掲げる時間になっていた。東京ではいつでも食べられたのだが、と彼は恨めしい気持ちになった。

 さて、いよいよ時間は過ぎ、営業中のラーメン屋は見られなくなった。彼は財布の中身を数えた。三百二十六円になっていた。さっきいろはすを買ったのだ。やはり桃味が板。
 もはや松屋で牛丼の並盛すら食べられなくなった彼は、三菱UFJ銀行を見つけて銀行ATMの前に立った。カードを挿入して「引き出し」を選び、パスワードを入力する。「いくら引き出しますか?」との質問に、とりあえずと千円の回答をする。
 果たして千円は出てこなかった。彼の口座残高には八百円ほどしかなかったのだ。
 仕方がないので彼はおろせるだけおろすことにした。幸いにも平日の三菱UFJ銀行、手数料なく全額手にすることができた。彼はこういったことに関しては天才的だった。すべての銀行ATMの利用料無料時間が頭に入っており、さらには自分の給料が振り込み日の午前零時からおろせるようになるということも知っていた。まさに模範的な倹約家なのである。
「さて、パチンコ行くか!」
 と同時に、模範的な経済主体でもあった。

 人生を過ごす上で、彼にはいくつか信条としているものがあった(これをTKN百八式と呼ぶ)。そのうちの一つが「パチンコ台は実質ATM」というものだった。

 銀行ATM(ここでは便宜上、必ずATMの前には区別を入れている)はカードを入れてボタンを弾けば金が出る。パチンコATMはコインを入れて玉を弾けば金が出てくる。いったい何が違うというのだろう。義務教育という強力な武器を持つ彼からすればそれらは同様のものでしかなかった。彼はパチンコ屋に入った後、入る前よりも多額の金を持って出た記憶しかなかった。

 彼はパチンコ屋に入った。音の濁流が耳に押し寄せるが、久々の感覚が心地よかった。彼は一つの台を選びそこに座った。さあ、今日も金を引き出して帰ろう。彼は悠然たる気持ちでパチンコATMの操作を始めた。

 しばらく経ってから彼はパチンコ屋から出てきた。その顔は入る前と少しも変わらず、これからラーメン屋でも探しに行こうかという面持ちだった。停めていた自転車を開錠すると、彼は財布の中身を数えた。中身は十三円になっていた。
「使った覚えないんだけどな~おかしいな~」
 彼はパチンコで負けると記憶喪失になるのだった。

 自転車に跨り帰路についた。空腹はひどくなっていたが、まだラーメン屋が始まる時間ではない。耐えかねているのでカップラーメンにしようと考えていた。彼は誇り高き美食家だが時々そうではなくなることができた。メリハリがあってすごいぞ!

 自宅について、彼はお湯をわかした。幸いにも明後日が給料日だ。なんとか生きることはできるだろう。カップラーメンの在庫は十分にあった。
 彼はスマホを手に取った。通知が一件来ていた。「クソガキさん」からだった。

「牡蠣弁当代返せ」

 牡蠣という漢字は義務教育で教わらないのでよくわからなかった。
 お湯が沸く音がした。彼には明日も素晴らしい一日が待っていることだろう。
クソガキ旅行記39
クソガキ旅行記39
クソガキ旅行記39
▼ 観光

やはりあまり自由な時間をとることはできなかったのですが、金曜の3時半くらいからフリータイムを得られたので遊びに行ってきました。
タクシーに乗り、有名なマーケットという「ボージョーマーケット」へ。

タクシーを街中で走っていると、非常に綺麗に整備されたロータリーがありました。
ロータリーの中央に綺麗に芝生が植えられ、パゴダを想起させる金の塔が建てられており、目を楽しませてくれます。
芝生の上を牛が闊歩していましたが見ていないことにしました。多分次来る頃には禿げ上がっているでしょう。

ヤンゴン、やはり人が多いので渋滞します。
一時間ほどかかったので途中寝てしまいました。

ドライバーに礼を言って車を降りる頃には雨が降っていました。
割と大粒でそこそこ濡れる感じの雨。

さて、どんな風に観光するかなとバッグを開けます。写真撮影用にスマホをポケットに入れておこうと思いました。
財布を確認、社用PCを確認。本当は置いてきたかったけど時間がないので我慢。
あれ、おかしいな、スマホがない。

スマホ、マジでありませんでした。
あっそういえば車内で寝た時に手で持ったままだったかも……。

クソガキさん、走りました。
クソ重いPC入りのバッグを抱えながら。何度か投げ捨てようかなと思いましたが新品のバッグのほうが惜しかったため思いとどまりました。

白いタクシーを探す。運転席をのぞき込む。違う、これでもない、あれも違う。
渋滞していたのでいくつかの車には追い付くことができ、そしてやっと乗っていたタクシーを見つけました。
ドアを開けるとナビの真下あたりにクソガキスマホが置いてありました。良かった。
「Thank you」と礼を言いながらスマホをとって外に出ます。おっちゃんは気をつけろよとばかりに笑っていました。
後で考えてみるとどう考えてもナビの真下なんかに落とさないのでおっちゃんパクる気でしたね。落とした方が悪いんだけども。

ということでなんとかスマホを回収し、やっぱり雨の中走ってマーケットまで戻ります。
息を切らせてようやく屋根の下にたどり着いたところ、ミャンマー人の青年から声をかけられました。

「大丈夫? めっちゃ走ってたけど……」

若干笑いながらでした。全力ダッシュで道路脇を往復していたのを見られたらしい。キレそう。
というかお兄ちゃん、めっちゃ日本語で話しかけてきます。

「日本語の学校に通っているからね」とのこと。非常に滑らかで語彙も豊富、日本に来ても生活に困らないレベルの語学力です。
青年が案内してくれることになり、マーケット内の商品の説明をしてくれます。
しかしあまりものを買わせるスタンスではなく、あくまでガイドのような感じでした。

とりあえずいろいろ説明してくれるならと青年のお店まで行くことに。一応変な場所に入り込まないか細心の注意は払いました。
ロンジーというミャンマーの民族服を紹介されます。ミャンマー人は日常的に使っているロングスカートのような服です。
ゴムやベルトで留めるのではなく、余った部分を結んで留めます。
涼しいので男女を問わず着られています。

とりあえずクソガキさん、特に何も考えずにこのロンジーを購入。
が、買ったあとに気づいたけどこれどう考えても日本で使いませんね……。見た目ただのロングスカートだし。
とりあえず雑巾にはなるかなと思いレシートを見る。25000チャット(約2000円)。なるほど高級雑巾ですね!(笑)
ついでに扇子もついてきたと思ったらそれにもレシートついてた。11000チャット(880円)って書いてある。留め金ガタガタしてるけど気のせいでしょう(笑)
気付いたら2880円と引き換えに雑巾とおもちゃが手元に残ってたんだがこの一瞬で何が起たんですかね(マジギレ)。

と、このあたりで数人のミャンマー人に囲まれていることに気づきました。
といっても10歳前後の子ども三人ほどです。みんなそれぞれの商品を片手にクソガキさんに話しかけてきます。

少女「ニイチャンヤスイヨ! カッテイッテ! マケルヨ!」

字面にするとなんかアレな感じがしますがこんな感じでした。
みんな日本語がびっくりするほど上手。語彙は変な方に偏っていますが、日常的な言葉はほとんど知っているようでした。
発音も上手で、クソガキさんの会社のミャンマー人よりも綺麗に聞き取れます。これには驚きました。
他の場所ではこのような日本語は聞けなかったので、このマーケット限定のようですね。観光客からぼったくるために覚えたのでしょう。
ということはもしや中国語やタイ語も話せるのかもしれませんね。10歳トリリンガルとかすげえ。

「コレ アタシガ カイタ!」 と10枚つづりの水彩画を見せられます。非常に上手でしたので多分この少女は指一本筆に触れていないと思います。

クソガキ「上手だね、いくらなの?(ニコニコ)」
少女「ウーントネ、30ドル!(約3300円)」
クソガキ「は?(真顔)」

その後、青年に案内してもらう中でも彼女たちはずっとくっついてきました。
10枚30ドルで買う気はまるでなかったので適当に値下げ交渉してました。
最終的にはちょっと欲しかったのも手伝い、5枚8000チャット(640円)で購入しました。どう考えても高いと思うけどまあ……。

そのほかにも何人かの少年少女につきまとわれましたが、彼らの交渉は完全に順番制になっています。我先にと口々に責め立てるのでは効果が薄いと知っているのでしょう。なかなかおもしろかったです。
そして彼らは幼いながら当然クソガキさんより交渉慣れしているのでなかなか値下げしないし諦めもしない。追い払うためにちょっと購入したりなどするハメになっていました。反省。

その後、青年にガイドをしてもらいながらちょっとした置物などを購入。海外のマーケットで現地人と話しながら買い物するのは非常に楽しいです。
どうも五時でマーケットが閉まってしまうらしく、もう終わりだよと言われました。まだあまり見られていなかったので残念ですが、ひとまず見て回るだけでもと思い歩き出します。

すると今度はおっちゃんらが寄ってきました。琥珀のようなアクセサリーを見せてくるおっちゃん。「100㌦! ヤスイヨ!」おまえそれ男に営業かけるもんじゃないし100ドルは高すぎだろ??
二人目のおっちゃん、「カエルナラコッチ! コッチキテ!」なんだおめえおれはまだここを歩きてえんだよおまえが帰れ。

おっちゃんらが他にも寄ってきて面倒くさかったので早歩きで離脱。
少年少女や青年、おっちゃんらもぴったり後ろから着いてきます。ポケモン不思議のダンジョンみたいでした。どっかにモンスターハウスとかありそうだな?

その後、まだやっているお店を見ます。青年が説明してくれます。竹を編んだサッカーボールのようなもの、漆塗りの竹の容器、翡翠の人形。時間があったらゆっくりとみてみたかったところです。
おっちゃん2「カエルナラコッチ!」いやだからまだ見てるんだって。

とはいえ、やっぱり店じまいの時間。そろそろ開いているお店はなさそうです。
歩きながらまだ横にいた少年と交渉します。さすがにミャンマーの旧紙幣オススメされても興味ないんだよなー。

カエルナラコッチおじさんがうるさかったので適当に撒いて帰れないかなと思い、周囲を見てみます。
すると別のおっちゃんと目があいました。「100㌦! ヤスイヨ!(琥珀のアクセサリーを見せながら)」おまえまだいたのかよ。帰るならこっちらしいぞ。

さて、結局撒くことはできずに出口まで来てしまいました。
ガイドをしてくれた青年とはここでお別れをしました。結局青年は終始ちゃんとガイドをしてくれたのみで、彼のおかげで非常にマーケットを楽しむことができました。まあ雑巾ロンジーを値下げ交渉もせずに買ったからかもしれんけど。
ちなみに少年少女を追い払うために適当に買い続けていたら、絵葉書的な何かが19枚手元に残りました。どうすんだこれ……。というか君らバリエーションってやつをさ……。

出口まで来た当たりで新種のミャンマー人のお兄さんが増えました。
カエルナラコッチおじさんもまだいます。いまクソガキさんについてきているのはこの二人です。
マーケットはもう終わりなので外に出たところで、この新種が話しかけてきました。

「雨を避けられる道がこっちにあるからこっちからが良いよ」
「カエルナラコッチ!」

青年ほどではないものの、流暢な日本語でした。
聞くと、カエルナラコッチおじさんとは兄弟とのこと。おじさんが31歳、お兄さんが23歳らしい。
笑顔になると真っ黒な歯が見えました。おそらく噛みたばこです。

「私たち、日本好き、日本語話せるだけで私たちの幸せ」と言い出します。
そしてある会社の社長の名刺を見せ、「これ私の社長、広島で働いてる」と。
名刺はボロボロで端がかけ、茶色の染みがついているものでした。
日本語の名前も持っているそうです。佐々木と名乗られました。

怪しいと言わざるを得ません。
日本人と話すことが最終目的だとアピールし、名刺を見せることで社会的地位のある人間だと認識させようとする。
明らかに別に目的がある人間のすることです。
ていうか名刺明らかに拾ったもんだろ……「カエルナラコッチ!」いやうるせえぞ兄。
服装の汚さも疑いに拍車をかけています。

当たり前みたいな顔をしてついてくるので、綺麗な集合商業施設に入ります。
ミャンマーのこういった施設は入場に際し持ち物審査などがあったり、銃を持った警備員が常駐しているので帰るかと思ったのですが、そんなことはなく。
まあこの中にいる限りは安全そうなので、彼らをガイドに使うことにしました。

お土産としてお菓子や酒などを買いたかったのでスーパーに案内してもらいます。
ところが、スーパーまで行ってお酒を見たいと言ったところ、佐々木が言いました。それなら他に良いところがある、と。

「そこなら飲むこともできる。そもそもここはお酒買えないよ」

……いわゆる西友くらいの規模のスーパーでお酒が買えないということはないと思うんですがね。
まあ施設内なら良いだろうと、おじさんと佐々木についてエレベーターを降りていきます。

しかし話していると施設外とのこと。
どこに案内されるかもわからんので、スーパーに戻ることにしました。

スーパーを見ていると予想通りありました、お酒コーナー。佐々木てめえやっぱあるじゃねえか
もうそろそろ逃げても良いかな、と思い始めます。「カエルナラコッチ!」いやお前らが帰るんだよ。
一応ミャンマーの思い出になりそうなので写真を撮ろうとしたら断られました。君ら写真NGって普段なにしてるんですかね。

スーパーで商品を見ているふりをして、人が密集している狭い道を見つけます。
早歩きでそこを抜けつつ、兄弟が付いてきていることを確認。
棚の端まで行ったところで、棚を挟んでターン。そのまま逆方向へ。

念のため、遠目から兄弟がクソガキさんの姿を見失ったのを確認し、スーパーから離脱しました。
帰るならこっちらしいので帰らせていただく。



ということで施設を出て、周辺のローカル感溢れる商店街のような場所を歩きました。
様々なお店が立ち並びます。飲食店ではタコ焼き機のようなもので粉ものを焼いていましたし、その他屋台もたくさん。
雑巾ロンジーのお店も多く、やはり生活に結びついているんだな、と実感します。
本来は布を持っていって仕立ててもらうものなんだとか。

こうした屋台や古びたアパートが立ち並ぶ中、クソガキさんはあれを探します。
最早恒例と化した、「海外パチモン時計シリーズ」です。(ベトナムではダニエルウェリントンを五百円で購入しました。五秒で錆びました)

どこか良いお店ないかな、と歩きますが、イギリスやベトナムほどパチモン時計産業は盛んではない模様。うーんつまらん。
と、ようやく見つけました。明らかにインド系のおっちゃんが経営している時計店。
パラソルで雨をしのぎ、適当に設えた台の上に腕時計が並んでいます。

見てみると良い感じのオメガ(仮)の腕時計がありました。
ちゃんと自動巻きだそうなので、クソガキさんはこれに狙いを定めます。
クォーツだと電池切れの際に新しく電池を入れる気にならないので、パチモン時計シリーズ購入の際には機械式を選ぶようにしています。

肝心の値段は30000チャット(約2400円)。さっきの雑巾ロンジーと同じくらいですね。オメガと布がほぼ同額なのかよこの国は
この時点でまあ購入は決定していたのですが、値下げ交渉してみます。

10000チャット(800円)と言ってみる。そりゃねえわ、とばかりに笑いながら首を振る。まあ三分の一の値段だしね。でもたぶんこれでも彼らの利益は出ると思うんだよな。
英語が通じないので電卓で交渉。25000の文字。まあ下げたほうだな、とクソガキさんは11000を提示。まだだめそう。22000が提示される……。
などと交渉を続けた結果、最終的には19500チャット(1560円)で購入しました。
目標は15000チャット(1200円)だったけど、まあクソガキさんの交渉力ではこんなもんでしょう。15000チャットで買いたいなら初回をもっと低く提示するべきだったかな。

ということで購入しましたオメガ。このパチモン時計シリーズ、イギリスでは(一応)箱入り、ベトナムではそのまま手渡しで受け取りましたが、ミャンマーではなんとジップロックに入れて渡されました。雨に濡れないナイス配慮ですね。経費削減ってか?

ここまでで19時に近づいていたので、そろそろ帰宅せねばなりません。別のスーパーまでタクシーを使い、土産類を購入したのちに帰路へ。
運転手がビールを飲んでいるタクシーがありました。いや~自由な国って感じで良いですね~(目をそらしながら)。
首都を移転するだけあってヤンゴンは人口が多く、しょっちゅう渋滞していました。
人口だけではなく道の悪さ、歩行者の交通、信号の配置も渋滞の原因になっていると思います。あと人と犬と牛とときどき鶏も道路に出るし。

ホテル帰宅後はオメガ(仮)の分析。

・左側に曜日が円形になって表示されている → おそらく元々クロノグラフになっており曜日を知ることができたはず。ただの表示になっているのは、クロノグラフにすると肝心の長針や短針とぶつかって針が進まない事態が起きたからだと予想(イギリスで購入したウブロはそれ)。
・裏側 → なんか錆びてる。
・ベルト → なんかかちゃかちゃ音がする。すぐぶっこわれそう。

主観ではざっとこんな感じなのですが、高級時計メーカーであるオメガの時計なのできっとクソガキさんの見る目がないだけですね(笑)
その後、ホテルで食事を摂り、野犬の吠え声を聞きながら眠りにつきました。いや~良い子守歌ですね~(白目)。

▼ 帰国

翌日は帰国日です。仕事をし、夜19時45分発の便で帰ります。
買ったオメガを見せびらかしていたら、ちょっと落としたせいでベルトを留めているバネピンが外れました。オメガの時計(仮)なんだし落とし方が悪かっただけだよね(笑)

そんなこんなでこれ以上は面白イベントもなく、すんなり帰国。
あっそういえば出国審査の際に筆箱を置いてきてしまったので、筆箱の中にいれてたクソガキさん家の鍵がヤンゴン国際空港にありますので侵入したい方はどうぞ。

関西国際空港に着き、当然ながらコンビニを目にします。
あの時コンドーム2箱も買っていったおじさんはなんだったんだろうな、と思いだします。
するとスマホが震えました。友人からのLINEです。

「タイとかミャンマーって風俗が有名らしいぜ!」

コンドームおじさん……。やはり……あなたは……。





《クソガキ旅行記 ミャンマー編、完》



ちなみに空港で売っていた価格を見るにロンジーの適正価格は300円~500円くらいのようです(購入したロンジーを引き裂きながら)。




写真1枚目 - カエルナラコッチおじさんと佐々木を撒いた後に行った商店街
写真2枚目 - ロンジーのお店
写真3枚目 - オメガの時計(仮)
クソガキ旅行記38
クソガキ旅行記38
クソガキ旅行記38
狂犬病の野犬が跋扈し、街中の芝生を放たれた牛が食む。
人々は路上で宴会をし、小屋のような自宅に帰る。
そんな国に行きました。



学生を卒業して丸二年が立ち、社会人三年目になりました。クソガキさんです。
おかもんから「もうガキじゃないしただのクソ野郎でしょ」との指摘がありましたが、さすがに一人称がクソ野郎さんでは少々辛いものがあるのでクソガキで通していこうと思います。

労働を始めてもう二年、当たり前ですが圧倒的に自由な時間は減りました。
その分学生時代には手に入れられなかったくらいには所得があるわけですが、ある時期を境にほとんど貯められていません。多分6時間平気で飲み歩いた挙句翌日も酒を喰らうガ/サ/ヤ/ンって人のせいだと思います。
労働は正直まるで楽しくないのですが、今回、労働開始以来初めて楽しいと思えることがありましたので旅行記を更新します。


ということでクソガキ旅行記38、今回はミャンマー編です。
仕事で一週間行ってきました。

一週間とはいえ、やっぱり仕事。
わざわざ海外出張までして行くためあまり時間はとれませんでしたが、合間を縫って得られた経験を記していきます。


▼ 行くまで

海外出張の話が出たのは1か月半ほど前のこと。

上司「クソガキ、海外出張行くかもしれんから用意だけしときや」
クソガキ「ウッス」

この時点ではクソガキさんが行くか、同じ部署の別の人間が行くかは決定していませんでした。
VISA準備で2週間はかかるようだし、その他諸々の準備も含め、常識的に考えればひと月前くらいには決まるんだろうなと勝手に思っていました。

その後、予定日まであと2週間と数日程度のある日でした。

上司「クソガキ行け」
クソガキ「は?」

その日のうちにVISA用の写真を撮りに行きました。走りました。

そんなわけでミャンマーに行くことになったクソガキさん。もちろん初めて行く国です。
「アジア最後の秘境」「未開の地」などいくつかの噂を聞いていました。街灯がない、とも。街灯がない……? 松明でも使ってんのか?

移動スケジュールは日曜出発、次の土曜に帰国便発、日曜朝7時帰国のまるまる1週間。
休日2.5日くらい潰れてたのでキレました。

そんなわけで土曜日に諸々の用意をし、日曜日に関西国際空港へ。
ちなみにVISAは出発の3日前くらいに届きました。無駄のなさすぎるスケジュールでブチギレました。

日曜日の関西国際空港。成田空港より若干人が少ないかな?
そういえば海外行くの1年ぶりくらいですね。足取り確認しつつ、難なくチェックイン&通関。

通関後は成田空港と同じく免税店が立ち並ぶ。
ここで見る免税店は帰国時には立ち寄るタイミングがありませんので冷やかしながら歩きます。途中両替カウンターがあったので日本円をUSDへ。
ミャンマー、未開の地なので日本円からミャンマーの通貨に直接両替できません。USDの、それも新札でしか両替できませんので、ここで替えておく必要があります。
ちなみにミャンマーの通貨は「チャット」と言います。だいたい1円=12チャット。1000チャット=81円。

両替をした後、なぜだか異様におなかが空いていたのでチェーンの寿司居酒屋に入り、ネギトロ丼を注文。
この時点で10時ごろ。まだなんだかおなかが空いていますが、空港のレストランはどれもあほみたいに高いためそのまま会計。
正直成田空港のほうが食事のバリエーションはあった記憶があります。

見るものもなくなったのでゲートへと向かいます。
あとは飛行機を待って乗るのみです。
今回のルートはタイを経由してのミャンマー。

関空ではゲートが別ターミナルになっており、そこへはモノレール(多分)で向かいます。
モノレールのホームは一方通行のため、元のターミナルに戻るには逆側の戻り専用のホームに着く必要があります。
逆側のホームへは帰国便の降り口からしか行くことはできない。
つまりここでゲートまで向かったら戻れないということ。

クソガキさんは乗り込み、ゲートへと向かいました。
時間は10時30分頃。やっぱりおなかが空いています。
モノレールを降りた後すぐにうどん屋らしき店を見つけましたが、やっぱり高いのでひとまずスルー。
ゲート付近まで行くと今度はファミリーマートを発見しました。

クソガキさん、悩みます。
飛行機の出発は11時45分。機内食が出る可能性は高い。
しかしもし出なかったら……? ここからタイまでの五時間、空腹との闘いになる。

5秒後にはおにぎり二個片手にレジに並んでました。
よく考えたら添乗員さんに聞けば一瞬で解決したのですが、食欲がすべての思考力を奪い去りました。

クソガキさんの一つ前に並んでいた金髪のいかつい小太り気味のおっさんはコンドームを二箱も買っていました。
タイに恋人でもいるんですかね? えっ風俗? あっ……。

ということでタイ行きの飛行機に乗り込みます。
タイ航空を使ったので添乗員もタイ人です。タイ人のあいさつ、ハガレンの錬成するときに手を合わせるあれと同じポーズなんですよね。トムヤムクンとか錬成しそう。
ちなみに当たり前みたいな顔して機内食を配られました。当たり前だよなあ。

タイまでの5時間はソリティアでぶっ飛びました。テトリスなかった……。
乗り継ぎ便の出発までは約2時間あるので、スワンナプーム国際空港のお店をふらふらします。

タイの空港、青果が売ってます。
バナナをはじめとし、ココナツ、マンゴー、パイナップル、西瓜、梨、リンゴ、etc...
実に多彩なフルーツが置かれていました。しかもココナツ以外はほとんどすべて皮すら剥いていません。パイナップルとか買ってどうするんだろうか。人でも殴るのかな。

お土産屋は免税店らしく酒類やタバコ、腕時計などを扱う店が多いです。
ローカル感のあるお店は少なかったのですが、中でも興味を惹いたのはトムヤムクンの乾燥具材? のようなものでした。

タイの料理として、そして世界三大スープとして有名(出典:wikipedia)なトムヤムクン。
口に入れると辛味とか酸味とか風味とかいろいろ混ざって良くわからん味がします。(100%主観)

そんなトムヤムクンの具材だけを取り出し、乾燥させて袋詰めしたようなものが売っていたのです。
多分お湯をかけて戻すことですぐに作れるインスタントトムヤムクンみたいなものだと思うのですが、如何せんタイ語しか書かれていなかったので詳細はわかりませんでした。
きっとスワンナプーム国際空港で一番面白いお土産はこれだと思います! 当然クソガキさんはトムヤムクンが苦手なので買いませんでした。

タイで一緒の便に乗る会社の人と合流し、いよいよミャンマーへ。

一時間半ほどの便なのですが、機内食でちょっとしたパイとワッフルが出てくる。
ネギトロ丼 + おにぎり + 機内食 + 機内食の4連コンボはさすがに効く。

その後は難なくミャンマーまでたどり着き、イミグレーションと荷物の受け取りを済ませる。
イミグレーションの手際が悪く長蛇の列が出来ていました。

▼ ミャンマー到着

荷物を受け取り、空港を出ます。
自動扉を抜けた瞬間、熱気と湿気が襲い掛かりました。
暑い! 夏の国の空気、日本で言えば沖縄の那覇空港を出た瞬間とほとんど同じものでした。

自動扉の先はミャンマー人でごった返していました。旅行者をタクシーに乗せようとみんな積極的に話しかけています。
クソガキさんのところにもタクシードライバーのお兄ちゃんがやってきました。

同行者(同じ会社の人)が「ミャンマーのタクシーは交渉で値下げできるから見とけ!」と言って交渉を始めました。
クソガキさん、わくわくしながら後をついていきます。ミャンマーの公用語はミャンマー語(ビルマ語)です。基本は日本語も英語も通じないと思って良いはず。言葉の通じない中どのように交渉をするのでしょうか。

と思っていたら10秒経たずに終わりました。え、一言も聞こえなかったんですけど……?
聞くと、ホテルの場所を知っている + 冷房もつけてくれるとのことで、最初に向こうが提示してきた9,000チャット(=720円)に対し、10,000チャット(=800円)を渡したとのことです。
おっかしーなークソガキさん義務教育受けたからわかるんだけど720円より800円のほうが高いしさっき値下げ交渉するって聞いたはずなんだけどなー。
ちなみに7,000チャット(560円)まで値下げした人もいるそうですが、努力するのが悲しくなる値下げ幅ですね。
しかも値下げしすぎると嫌がらせで冷房をつけてくれないこともあるとか。
空港からホテルまでは一時間以上かかったので、運賃は安いと思います。

ということでタクシーに乗り込むクソガキさん。
夜の19時を過ぎており、周りはどんどん暗くなっているところ。
なんか横に虹色に光る車が見えたんだがミャンマー製のDQN(死語)でも乗ってるのか……?

乗って数分、野犬が多いことに気づきます。
ミャンマーの野犬は狂犬病持ちが多いらしく、噛まれたらアウトです。気をつけろよーと脅されました。はははと笑っておきました。アメリカで大型犬に噛まれた左腿がうずきました。

車に乗って走り出すと、あることに気づきます。
車間距離が異様に短い……? かなり密集しているように見えます。

違いました。ミャンマー、車線の概念がありません。
信号待ちなどでは車線上に車が乗りだし、3車線のはずが横に4~5台の車が並ぶことも珍しくありません。
ちなみにミャンマーは過去は左側通行だったのですが、ある日右側通行に変更されたらしいです。そのせいか右ハンドルと左ハンドルの車が両方走ってるし、ルール無用かこの国は。

しばらく車を走らせていると、Y字路に差し掛かりました。
あれ、と思い目をこすります。Y字路の交差部分に円柱型の台みたいなものがせり出していたのですが、そこにミャンマー人が三人くらい座って酒を飲んでいる……?
すぐに通り過ぎて良く確認できなかったので見なかったことにしました。するとそんなクソガキさんに現実をたたきつけるかのように、その先の路上でも二人が座り込んで話し込んでいました。
ミャンマー人は路上で宴会をします。クソガキさんはまた一つどうでも良い知識を得ました。

しばらく行き、ホテルに到着しました。
夜も遅かったのでひとまずホテルで食事を済ませ、さっそく散策に行こうと外に出てみます。

熱気の中歩き出して一秒で気づきました。マジで街灯がない。
ホテルの周囲は一応建物もちゃんと並んでいて街のつくりにはなっているのですが、本当に街灯だけありません。
幸いか車通りが多いので、車のライトを頼りに歩き始めました。

まず目についたのはなにやら道に沿って作られている用水路のような川です。
付近に大きな川でもあるのでしょうか。

そのまま進んでいくと、こちらでも路上でミャンマー人が卓を囲んでいました。
といっても一応屋台のようで、七輪のようなものでおばちゃんが何か焼いていました。

さすがに初日から腹を壊すリスクは負えなかったので、いったんスルーします。

そのまま歩き続けますが、街灯がないというのはかなり不安になる状況です。
大通りは良いのですが、車が来なくなった瞬間ふっと周囲が暗闇になり、どこから何が飛び出してくるかわかりません。

野犬の吠え声が遠くで聞こえます。ベトナムで犬に追い回された記憶がよぎったあたりで引き返しました。

帰り際、七輪おばちゃんを見てみると、食器を洗った水を目の前の川に捨てていました。
……完全に"""どぶ川"""ってやつですね……。

ということで、初日の散策はわずか10分で終了。



▼ 一日目~

翌日、朝に会社の送迎車に乗り込み、郊外にある会社へ向かいます。
夜には暗くて見られなかった昨日のどぶ川を見てみました。よくわかんないけどなんかやべえ黒色をしていました。

走りだすとすぐに周囲の車が日本と違うことに気が付きました。

まずはトラック。当たり前のように荷台に人を乗せています。
それはまあ良いのですが、人をのせる前提だからか、荷台を囲むようにアーチが備え付けられています。
いや、アーチとか言ってすみません、どう見ても檻かなんかでした。完全に人身売買の輸送車かなんかです。
こんなトラックから人がはみ出そうなくらいに乗っています。バスみたいなもんですね多分。
一応普通のバスもあるのですが、見たバスすべて満員で非常に窮屈そうでした。しかも窓が開いてます。冷房ついていないみたいですね。
そしてバイク。バイクの数自体はそんなに多くないのですが、複数人乗りが普通、というか平気で3~4人乗りをしています。最早軽自動車かなんかです。

車に乗ってしばらくし、郊外に差し掛かったあたりでだんだんと風景が変わってきます。
道路に沿うように小屋が密集した場所がちらほらと出てきました。言葉は良くないのですが、漫画やアニメの世界で言うスラム街そのままの光景です。

さすがに「発展途上国」感を感じずにはいられない光景でした。
アメリカ、イギリス、シンガポールはどこも綺麗で、人の住む場所はしっかりと整備されています。
同じく発展途上国扱いのタイやベトナムも、人が住む場所はしっかりと建物です。
しかし、ミャンマーのこの村落のような家屋の集合地帯は、雨が降れば漏りそうで、大きな地震が来れば倒壊してもおかしくなさそうに思えました。
聞いた話では街灯を設置するとこのような家に住む人々の家の中に光が入り込んで眠れなくなるため設置できないとかなんとか。確かに街中には街灯がある場所はありました。

そんな道を車で走る。前にはちらほらと犬がいます。ミャンマー人は近くに犬がいても気にしていない様子。まあ変なことしない限りは噛んでこないんでしょうね。
ちなみにベトナムもそうだったのですが、横断歩道や信号はそんなにたくさんないので、歩行者はどうどうと車道を横切ります。車が来ていようがおかまいなしです。
ドライバー側もそれは理解しており、常に横から来る歩行者に気をつけています。歩行者のペースを見てスピードを落とし、渡れるようにしているのです。
もちろん歩行者はノンストップで渡れるわけではありませんので、車線上で待機している人がちらほら。この国の車線の役割って歩道かなんかなんですかね。
ベトナムやミャンマーで車道を横切る時には絶対に走りだしたり後ろに下がったり急にストップしないでください。ゆっくり一定のペースで歩くほうがはるかに安全です。

さて、これまでクソガキさんがいたのはミャンマー最大の都市、ヤンゴンです。
首都はネピドーというところですが、人口増加によりヤンゴンから首都機能が移転されました。

ヤンゴン市内を離れると急に緑が増え始めました。
もはやジャングルと言っても良いくらいに木が多いです。道路の横にはアスファルト舗装すらされていない道や森が沿っています。
聞いたところではこの国ではまだ森に入れば果実がとれて食べていけるので、真剣に働く人が少ないのだとか。いやそれって原始の採集生活じゃんかよ……。

そんな中、時々やたらにきれいな建物を目にします。彫りこまれ、金色に装飾された立派な門。その奥には金色の鐘のような形をした大きな建物が。

パゴダと呼ばれる仏教の建物です。
釈迦仏の遺骨を納めるための施設だそうです。このパゴダ、大小の差はあれどどれも非常にきれいでりっぱな造りになっていました。この金ぴかの真横にスラム街広がってるのはディストピア世界かなんかかよ……。
ちなみに特に有名なのはヤンゴン市内にあるシュエダゴン・パゴダ(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%A8%E3%83%80%E3%82%B4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%91%E3%82%B4%E3%83%80)です。クソガキさんは時間の関係で外から眺めるに留まりましたが、非常に大きくとても見応えがありそうです。ちなみに裸足で入場する必要があります。ミャンマーの夏の気温で裸足で歩こうとすると夏は肉が焼ける音がするらしいです。ジュッ。
(写真は外から見たシュエダゴン・パゴダです)
ちなみにパゴダにはクソデカ狛犬がよく置いてあるのですが、シュエダゴン・パゴダの狛犬の後ろにはひたすら犬の尻を見続ける青鬼がいました。死ぬほどシュールなので多分マーライオンみたいなマスコットになれると思います。

車が進んでいくとだんだんガタガタと揺れるようになってきました。道路状況が悪いのです。
見てみると、中央分離帯として置かれた花壇のような場所が崩れていました。
大きな地震でもあったのかと思いましたがどうも違うようです。

ミャンマーは乾季と雨季がある国です。
6月現在は雨季。雨季と言っても四六時中降り続けているわけではないのですが、スコールのような急激な雨が降ります。
このあたりの道路は土の上にアスファルトを一枚乗っけただけの造りなので、雨が降ると道路の下の土がゆるみ、上の道路まで崩れるのです。
なお、一年に一度直されるらしいのですが毎年同じことが起こるそうです。

ボコボコの道路に感心しながら眺めていると、ふとクソガキさんの視界の端に見覚えのある四足動物が入りました。
おかしいな見間違いだよな、と思いながら前を見てみるとそこにもいました。牛です。

車がびゅんびゅん行き交う道のすぐそばを牛がふらふら歩いています。飼い主の姿はなし。
野生の牛かよと思うのですが、一応飼い主はどこかにはいるらしい。
ていうかそれただの放置ですよね、放牧と表現すると語弊が大きいですよね。野良牛みたいなもんですよね。
会社でわざわざ植えた芝生をこいつらに食い尽くされたこともあるらしい。まあ8割くらい野生動物みたいなもんだしな……。


会社までの一時間ほどでこんな感じの風景を楽しんでいました。
退勤後ローカルなスーパーに入ったのですが、入り口すぐ右手にここでも青果が置いてありました。
ドリアンが置いてあったのでやっぱりこの辺の国では人を殴るためにフルーツが使われるんだろうと思います。ドラゴンフルーツとか手榴弾ぽいし。

つづく


写真1枚目 - ホテル付近の風景
写真2枚目 - 外から眺めたシュエダゴン・パゴダ
写真3枚目 - 永遠に狛犬の尻を見続ける青鬼

GP神戸

2017年5月28日 モダン
記録しておきたかったので書く。
GP神戸参加しました。なんかモダンのGPって三年ぶりらしいですね。
デッキはグリクシスコントロールです。

▼グリクシスコントロール
▽メインボード60枚
 4 稲妻
 4 血清の幻視
 3 致命的な一押し
 2 呪文嵌め
 1 思考囲い
 4 瞬唱の魔導士
 3 マナ漏出
 2 終始
 1 喉首狙い
 3 コラガンの命令
 2 ヴェンディリオン三人衆
 4 謎めいた命令
 1 雷口のヘルカイト
 2 黄金牙、タシグル

 4 沸騰する小湖
 4 汚染された三角州
 2 血染めのぬかるみ
 2 蒸気孔
 1 湿った墓
 1 血の墓所
 5 島
 1 山
 1 沼
 2 忍び寄るタール孔
 1 僻地の灯台

▽サイドボード15枚
 2 ヴィダルケンの枷
 2 血染めの月
 2 ヴリンの神童、ジェイス
 2 虚無の呪文爆弾
 2 思考囲い
 1 思考を築くもの、ジェイス
 1 ピア・ナラーとキラン・ナラー
 1 イゼットの静電術士
 1 集団的蛮行
 1 払拭

▼戦績 11−3−1
▽一日目 7−2
 R1 緑白カンパニー ○○
 R2 グリクシスシャドウ ○○
 R3 マーフォーク ○○
 R4 ジャンド ○○
 R5 エスパーシャドウ ○○
 R6 リビングエンド ○○
 R7 緑白カンパニー ○○
 R8 グリクシスシャドウ(Top8の方)☓☓
 R9 黒単メガハンデス ☓☓

▽二日目 4−1−1
 R10 青白コントロール ☓○ー
 R11 ナイトフォール ☓○○
 R12 青白コントロール ○☓○
 R13 緑白カンパニー ○☓○
 R14 青白コントロール ○○
 R15 アブザンカンパニー ○☓☓

▼詳細
▽一日目
 R1 緑白カンパニー ○○

メイン:お相手、「一部のデッキや引きでなければ平気」みたいな顔してキープしたので、手札予想しながらダブルマリガン(土地がなかっただけだけど)。
寺院の庭、ガヴォニーの居住区と置いてきたので、出てきたマナクリ二体と療治の侍臣を除去✕2+SCMで対処し、土地が止まったままの相手に4T目からタール孔がSCMと共に走りだして、そのまま四回殴って勝利。開始3分で終わった……。
サイド1:除去除去ヴィダルケンの枷で〆(うろ覚え)
カンパニーがカウンターに引っかかってた気がする

 R2 グリクシスシャドウ ○○

メイン:こちらが2T思考囲い、3TショックインしつつSCMで脅威を死の影などを取り除きゲームが長引く方向へ。ハンド十分覗けている分謎めいた命令のアドバンテージで圧殺。
サイド1:シャドウよろしく囲いショックイン囲いみたいな動きをしていたせいで相手がグリクシスシャドウと誤認。お相手、シャドウ同型は後手のプランを選択されるようで先手が回ってくる。
マリガンし、血清の幻視2、血染めの月、土地1みたいな手札がやってくる。
血清の幻視で引いたカードは血染めの月2枚目、占術ではスペルをボトムに送りフェッチランドをトップにキープ。
相手1Tは動きなく、返しの血清の幻視でスペルを引き込みつつもう一枚のフェッチを見つける。
その次の相手ターン、飛んできたハンデスは一枚なので無事月着地。
相手、沼を置いて自分を対象に審問やコラコマをうち、三枚引いてた未練ある魂を落としてFBして殴りかかろうとしてきたので除去撃ちこんで、最終的にナラー夫妻。

 R3 マーフォーク ○○

メイン:こちらが置いた土地を覗き込むような確認をしてくる方なので、目が悪いのかな? と思う(脳ボケ)
コラガンコマンドでバイアル割りながら魚を焼いてたら勝った。洞窟を引かれなかったのでカウンターも効いた。
サイド1:喉首狙いを撃ったら全然知らなかったカードなようで、相手の方が払拭を撃つ前に解決してしまう。土地を覗き込んでたのはカード知らなかったからなのか……。
枷置いて勝ち。

 R4 ジャンド ○○

メイン:覚えてないけど謎めいた命令いっぱい撃てた気がする。良かった。ヘルカイト出したような気もする。
サイド1:ヴェールのリリアナが出てしまったけど相手の手札がなくなったので、残ってた手札+上から引いてきたヴィダルケンの枷で相手の上から引いてきたタルモ✕2に対処。その後覚えてないけど勝ってた。

 R5 エスパーシャドウ ○○

メイン:思考囲いで覗いたカードが流刑SCM✕2イーオス。これといった選択ではないけどとりあえずイーオスを落とす。ハンデスの使い方が弱かった…。
未練ある魂にそこそこつきあいながら謎めいた命令いっぱい撃った。勝った。
サイド1:稲妻と稲妻FBで6点詰めたような気がするんだけどそれ以外ほとんど覚えてない。死の影出てたっけなあ。

 R6 リビングエンド ○○

メイン:マナ漏出2、謎めいた命令2か3くらい引けてたのでさすがに勝てた。良かった。
サイド1:相手の大爆発の魔導士をマナ漏出する立ち上がり。土地を並べてヴェンディリオンを投入、相手のハンドを確定させながら殴りに行く。なんでか知らない内にヴェンディリオンは割とすぐ死んだけど、対処札がない時に虚無の呪文爆弾設置成功。
ヴリンの神童を加えた返し、反逆の先導者チャンドラを出される。(ジェイスを焼いてタール孔に落とされるのが嫌だったとこのことで)2点ずつ食らっていくパターン。相手のハンドが残り数枚であることを確認し、呪文爆弾を起動。
通りの悪霊が追加された返し、最低限のカウンター用のマナを残しつつ、追加のヴェンディリオン。一発殴った返しのエンド時、通りの悪霊を命令でバウンス。盤面を傾けていく。
チャンドラから4/4のパンプできるクリーチャーがめくれ、殴り合いに。こちらはジェイスを裏返し相手のクリーチャーのパワーを落としつつ、ようやくチャンドラを撃破。
その後相手はリビングエンドのキャストをするものの、相手の場には砂漠セロドンと通りの悪霊、こちらにヴェンディリオンが帰ってくる。(このあたり曖昧)
が、手札からの終止+ジェイスのFBで相手の生物が無くなり終了。

 R7 緑白カンパニー ○○

メイン:土地2ストップ死亡
サイド1:コラコマやSCMで上手いことアドバンテージをとれたのでハンドの枷を見せる必要もなく、ジェイスやタシグルで勝ち。
サイド2:記憶無勝

 R8 グリクシスシャドウ(Top8の方)☓☓

メイン:囲いやショックインで相手のライフが13になった時点でこちらの手札に稲妻3枚溜まって自分が固まる。相手がライフ11にしつつ囲いを撃って相手も固まる。序盤からこのプラン、こっちも嫌なんじゃが……(さすがに1枚落としてた)。
結局残りの稲妻は撃つタイミングを見いだせず、タシグルとヴェンディリオンで盤面を作っていくが死の影を処理できないので下手に殴りにいくこともできず。除去でブロッカーどかされて殴られて死亡。勝てるプレイあった気がするんだよなあ。
サイド1:ダブマリ、血清の幻視、土地、致命的な一押し、ナラー夫妻、囲いでキープ。最初の占術で血清の幻視二枚目が見えたためフェッチ切らず、2Tに幻視(相手の1Tはフェッチ→ショック→幻視→1枚上1枚下)。フェッチを引いて、トップに月と幻視。メインであまり基本地形を見せていなかったので置けば勝てると思いどちらもキープ。フェッチ置いてエンド。
相手の2T目もフェッチ+血清の幻視。占術をどうしたかは失念。
こちらの3T目。キープしておいた幻視を引き、そのままプレイ。トップに3枚目と4枚目の土地が見つかる。
が、相手の3T目、グルマグのアンコウが出現。
月を貼ることもできず、除去も引けず、そのまま沈む。

相手がいかにも探査しますよみたいな動きだったので思考囲いを撃たなければいけませんでした。ダブマリから自分の動きと勝つプランだけ見ていて相手の動きに注目していなかった。要反省。
もしかしたら占術で置いたカードとか記憶違いかもしれない。

 R9 黒単メガハンデス ☓☓

メイン:ダブマリでスペル薄めのハンドをキープしたら金切り声の苦悶が働き出すのがだいぶ早かったですね(絶望)
サイド1:マリガン、土地1幻視キープした結果、島が二枚しか並びませんでした(絶望)

7−0からの負け2回により、8−1以上すれば福井からA氏を引っ張り出せたはずが夢と消える。まあなんかそんなこと関係なく初日全勝したかった。
ところで切り身が初日6−3したらしいが、がさやんは死ぬのか……?

▽二日目 4−1−1
 初日と同様シートオールもオンラインペアリングで通知されると思ってぼーっとしてたら全然そんなことはなく紙。身内全員ぼーっとしてたから危うく全希望の消滅するところだった。

 R10 青白コントロール ☓○ー

前に対戦したことある人だから知ってるんだよなあ………。

メイン:広がりゆく海と幽霊街で青マナ以外潰されて負け。メインのみで30分使用。これは……(絶望)
サイド1:20分たっぷり使って勝ち(絶望)
サイド2:はい。

サイド後、ハンデス一回目→流刑流刑糾弾糾弾、ハンデス二回目→流刑流刑流刑糾弾SCMSCMみたいな感じでどんどん除去が増えていったけど、他の勝ち手段がないため結局全部ハンデスなりで落としてクリーチャーで殴り切るみたいなことする羽目になった。
相手の祖先の幻視、待機が開けると相手が勝手にディスカード始めるし、流刑や幽霊街でいつの間にか総カード枚数はこっちが上回るからよくわかんなくなる。

 R11 ナイトフォール ☓○○

メイン:相手の先手。マナクリ出てこず、2Tサリアをスペルスネアできたのがでかく、以降も上手いこと相手のハンドを枯らしたが、珊瑚兜の撤退の占術で上にカードを置いたのを見たのにマナ漏出を構えない戒め案件。聖遺の騎士出てきて撤退コンボ決まって負け。さすがに……。
サイド1:マナクリ焼いて2Tサリアも焼けた。いっぱい除去してアドバンテージとったら勝ってた。
サイド2:マナクリ焼いたらサリアでてきて、相手の先手3Tに3マナサリアが出てきた所で2マナサリアを除去。その後いっぱい除去してアドバンテージとってたら勝ってた。

 R12 青白コントロール ○☓○

おっそっかあ……(戦慄)

メイン:カウンター合戦を制して勝利。ヴェンディリオンいたしなあ。25分使用。
サイド1:囲いで試練に望むギデオンを落とす。太陽の勇者が出てしまうが、思考を築くものでとりあえず暇を見る。ハンデスで除去がないのは知っているのでひたすらぐだるが、途中焦っていくつもプレイをミスってしまい、結局相手の拘留の宝球が間に合って負け。20分使用。あっ……(絶望)
サイド2:試合時間残り5分。囲いを挟みつつ、血清の幻視FBでSCMを2体追加していく。4点ずつダメージを与え、延長ターンに入った所で太陽の勇者。相手の残りライフは6。謎めいた命令でフルタップ、アタック。相手残り2。帰ってきた次のターン、マナフルオープンの対戦相手にヴェンディリオン三人衆。相手は謎めいた命令。対応してコラガンコマンド本体2点。相手否認。対応して払拭。勝ち。

さっきの方と違い、祖先の幻視は無く、PWや地盤の際が入っているタイプでした。

 R13 緑白カンパニー ○☓○

メイン:マナクリを稲妻。その後出てきた有象無象をコラガンコマンドで除去+ディスカード。有象無象がキッチンじゃなくて良かった。
サイド1:ダブマリ。相手のクリーチャーにそこそこ付き合いつつ、最後はヴィダルケンの枷があり、キッチン✕2、ドデカウーズ、こちらのライフ6という盤面。
キッチン奪ってドデカウーズブロックしておけば、(何も引かれていない前提で)あと4Tは生き残れたのに何か勘違いして生き残れないと思ってカードを片付けてしまった。わけわからん。
サイド2:相手の有象無象にコラガンコマンド叩きこんであとは流れで勝ち。カンパニーから一体も出て来なかった……。

 R14 青白コントロール ○○

やめてくれよ……(絶望)

メイン:予言によりの着地を許すがヴェンディリオンでハンドをガタつかせつつ、祖先の幻視のキャストを謎めいた命令。その後相手がカウンター持ってなさそうな時点でSCM→謎めいた命令で予言によりをバウンス。次のターンに5マナある状態で予言によりをキャストされるもののさらに謎めいた命令でカウンター。相手はハンドも切れてこちらが盤面でも勝っているのでそのまま。
サイド1:予言によりの着地は許すが、ハンデスで手札はガタつかせられていたのでとりあえず放置。盤面を強化して対処を迫り、カウンターが5つ溜まった所でようやくバウンス。あとはSCM二体で殴りつつ拘留の宝球をカウンターして勝ち。

時間いっぱい使わずに勝てた。良かった。
先程当たった青白のお二人とは違い予言により型でした。バランスは見てない。

 R15 アブザンカンパニー ○☓☓

メイン:2回通ったカンパニーが2回とも微妙な引き。(合計してマナクリ✕3)。手札と盤面を負けない程度に抑えつけ、9マナ溜まってたので雷口のヘルカイトと忍び寄るタール孔が一緒に殴っていった。相手目の玉飛び出そうになってた。
サイド1:キッチン・証人・アナフェンザをタシグルで抑えつける。相手の手札を枯らせたので、フルタップからヴィダルケンの枷を置いた返し、サクリ台出てきて無限ライフ。手札には致命的な一押しとSCMが……。
サイド2:除去✕3、土地4でキープ。「土地だけ引いてきて死ぬやつ」と直感が訴えかけてきた通り土地を引き続け、さすがに相手の展開についていけず負け。実際プラン的にもSCM4、コラコマ3、枷2、幻視4、ジェイス2、ナラー夫妻と何かしらアドバンテージを得られるカードを挟まなければいけないわけだけど、合計16枚入ってるし、タシグルや僻地の灯台も含めたら19枚になるし、マリガンとは思いにくいが……。

サイド後の1戦目は何度考え直しても枷おかずに構えるべきでした。盤面がまだ微妙な拮抗具合だったこと、相手が構えてきたら次のターンはこちらは除去を撃てないことから盤面をこちらに傾けようと動いてしまいました。

以上、11−3−1で終了でした。
初日も二日目も最後の最後に負けるし、だいぶ悔しかった。佐世保バーガー美味しかった。付け合せのフライドポテトはあかんかった。
多分2013年、晴れる屋トーナメントセンターがオープンした。

三百席の椅子があり、毎日大会が開催される。それはクソガキにとって前代未聞であった。
当時のクソガキは学生(それも文系)だ。財布こそ寒々しいものの、退屈さすら感じるほど時間がある。日もフォーマットも問わずマジックの大会が開催されるとなれば、授業さえ片付ければいくらでもマジックをできることと概ね同義であった。

何より、晴れる屋TCは広いのだ。三百席が確保されてなおスペースに余裕がある。そして清潔だった。マジックプレイヤーといえば風呂に入らないというのが定説だが、そんな不潔なマジック界隈において、晴れる屋TCは異質と言えるほど清潔と言っても良かった。整然と言うほうが正確かもしれない。

もちろん悪臭が漂うことなく空気もクリーンだが、椅子を従えたテーブルや、店内中央に一段高く設置されたフィーチャーテーブルなどの物の配置は整然というほうが近い。何より当時としては珍しいPC注文によるカード購入システムを導入したのが、晴れる屋TCの整然さの実現に一役買った。このおかげで他のカードショップに良く見られる「ストレージボックスに入ったカードから客が自らカードを探しレジまで持っていく」というシステムを廃することができたのだ。このシステムは整然のまさに対義と言っても良く、混雑する時間帯には客(風呂に入らない)が密集して通路を塞ぐといった光景が良く見られた。

晴れる屋TCはさらに他のカードショップのように店内にポスターをべた貼りすることがなかった。どうもカードショップには販売会社からポスターやポップが送られてくるようで、それらをそこらじゅうの壁に貼り付けている。ポスターは自分たちが一番目立とうと躍起になって派手な色遣いをし、イラストでアピールする。そいつらが何枚も何枚も並んだ光景は「五月蝿い」という他ない。晴れる屋TCではマジックしか扱っていないからかはわからないが、白い壁が物言わず立っているだけだ。それは三百席分並んだ白いテーブルと調和して、清潔の白色を視界に提供してくれていた。他カードショップの壁と比べると本当に一目瞭然で、例えば渋谷のグラフィティアートと快晴の青空を比べるような印象を受けた。

とにかく晴れる屋TCは、かつて見たどんなカードショップよりも見晴らしが良く、清潔で、ストレスの感じられない場所だった。
これまでのカードショップがファイレクシアだとするのであれば、晴れる屋TCはまさにアージェンタム、後のミラディンとなる美しく統一された次元だったのだ。

それから少し時が経ち、店内にコーヒーの自販機が置かれたあたりから、晴れる屋TCは「居心地の良い場所」としての地位も確立していった。
コーヒーの自販機は高速道路のサービスエリアなどにおかれているあれだ。値段の割りにだいぶ美味しいものを飲むことができる。

さらに晴れる屋TCには漫画が置かれていた。大会中の空いた時間に読めるように、単行本だけでなく、ジャンプやマガジンといった雑誌まで自由に読むことができたのだ。
こうなると最早漫喫だった。クソガキは晴れる屋TCへ行きコーヒーを飲みながらジャンプを読み、空いた時間で大会に参加するような状況になった。ジャンプは四週ごとに一冊が廃棄されるので、一月に一度は必ずジャンプを読みに行き、コーヒーを飲んで帰宅した。最終的に大会に参加することなくジャンプだけ読んで帰っていた。割と面直でクソガキ呼ばわりされても反論できない気がした。
それでも、そのくらい居心地の良い場所だったのだ。

ここで、当時クソガキの周囲にいたマジックプレイヤーの中から、晴れる屋TCの居心地の良さを語る上で外せない人物を紹介する。仮にA氏としよう。
A氏は酷く繊細な人物だった。ラーメンを食べれば翌日は起き上がれず、飲み水が無くなれば体力が底をつく。限界が近づくとデッキすらろくに持ち上げられなくなり、クソガキに荷物を預け始めるへなちょこぶりを見せ付けた。階段を上らせただけで息が上がるのでクソガキ的には見ていて楽しかった。
しかし彼は芸人でもあった。手札事故を起こしたなら力のかぎりごらくに煽られ、やっとの思いで帰宅したなら今度はTwitterにおけるNSKR式煽りストームが炸裂する。どこへいても煽られる彼だが、煽られては抵抗するように「キレそう」と言うのだ(キレちゃやですよ~)。

A氏はマジックが大好きだったのでしょっちゅう晴れる屋TCに入り浸っていた。彼はマジックが大好きだったのでコーヒーを飲みながら漫画ではなくカードを触っていた。彼はマジックが本当に大好きだったので良くマジックをプレイした。だいたい手札が島五枚になってボコボコにされていた。もちろん彼はマジックが本当の本当に大好きだったのでボコボコにされてもニコニコしていた。口ではキレそうと言っていたので多分この文章を読んでまた「キレそう」と言うに違いない(キレちゃやですよ~)。

とにかく時間の余っていたクソガキとマジックが好きで好きで仕方の無いA氏は晴れる屋TCで良く顔を合わせた。つるりんに「何しにきたの?」と聞かれたときは、二人とも「コーヒーを飲みに来た」と答えた。大会に参加しないにせよ、晴れる屋TCとはそういう場所だったのだ。

さらに少し時は経ち、A氏は丼で有名な某県に帰郷し、クソガキは就職して大阪へ住居を移した。

先述したように、クソガキは晴れる屋TCにてジャンプだけ読んで帰っていたくらいにマジックのプレイ頻度は減っていた。大阪に移住してマジック仲間を失えばそれはさらに顕著になり、カードショップの密集した難波付近まで足を伸ばす用事もできなかったため、どんどんとマジックをしなくなっていく。
まあそれもいいかなとは思った。カードを売る気はないが、したいと思わなければ無理にする必要もない。東京に戻ったときに遊べれば良いくらいのスタンスでいようと思ったのだ。

しかし、晴れる屋大阪店がオープンし、大阪から近い神戸でのモダンGPの開催が近づいてきた。
マジックをする条件が整いすぎていた。晴れる屋大阪店は、家からも職場からも電車で十分、しかも大会参加費無料のキャンペーンまで行い始めた。
いや、正直に言うとクソガキは暇すぎたのだ。同期すら伴わず一人だけ大阪に飛ばされ、これまでマジックが趣味だったためにそれをしなければ外にすら出ない。一週間を職場と家の往復にのみ使うと心身に良くないと感じたので、何かしら外に出ようと思っていたところだった。渡りに船というところだ。

そうして再開したマジック。晴れる屋大阪店は、晴れる屋TCを小さくした店という印象だった。
TCと同じく白い机に白い壁、店内はTCほど余裕を持ったテーブルの配置はされていないが、最低限の購入用PCになるべく席数を多く保ったフリースペース。もちろん小規模だが漫画も置いてあり、名作と名高いジョジョから最近有名になった乙嫁語りまで、それなりの冊数がある。居心地の良さという点ではさすがにTCには劣るものの、店内の晴れる屋のキャラクターのクソデカ顔抜きパネルを除けばだいぶ良いレベルまで実現していたと思う。
整然さと居心地の良さでは間違いなく晴れる屋TCのそれを受け継いでいた。
なので、初めて行った時、店内アンケートの「大阪店に欲しいものは?」という問いに「ジャンプとコーヒー」と書いて店を出た。
(クソデカパネルは撤去されましたしジャンプは実装されました)

大阪でのマジック環境を悪いと言うことはクソガキにはできない。大阪店はプレイに十分な広さを持ち、清潔で整然としているし、駅ビル内のため飲食店も数多い。これ以上を望んだらそれこそTC規模になってしまうのではないだろか。とにかく大阪においてクソガキはほぼ不満はなくマジックをしていた。

少し時間が経ってゴールデンウィークが来た。
クソガキは九連休をもらって東京に帰省した。
別にマジックをすることが目的ではないものの、空いた時間にちょうど良かろうとモダンのデッキを持ってきていたので、五月一日に大会に参加する目的で晴れる屋TCへ久しぶりに足を向けた。

愕然とした。

かつて見た広さは失われていた。いや、もちろんTCの坪数が少なくなっているわけではない。ただ、空いたスペースがどんどん埋まってきている。
いつごろからか店内に入るとすぐ右手にサプライなのか良くわからないが何かを売るコーナーが設けられた。過去ここは何も置かれておらず、確かに勿体無いスペースと感じることは時々あった。しかしTCでマジックをプレイする人口は過去に比べると信じられないほど増えており、クソガキが大阪に引っ越す前から平日大会ですらかなりの席数が埋め尽くされた。その上今は平日大会が無料でさらに増えているのだろう。人が増えればものは売れる。ものが売れればレジは混雑し、店内に入って目の前にあるレジ前スペースは購入待ちの列ができる。レジの横にはショーケースがあり、そこを眺める人もいる。挙句がこの何を売ってるか良くわからないコーナーだ。それは人を呼ぶだけでなく、過去に比べてより必要になったはずのスペースを食いつぶす。時折店内からはみ出て階段の踊り場でなにやら話し込む数人組みすら見受けられる始末だ。ちなみに何を売ってるか良くわからないのはクソガキが全然見てないだけだ。

群がるマジックプレイヤーをかき分けゲームスペースに入ると、そこにはもう過去存在した見晴らしの良さは消えうせて、うごめくマジックプレイヤーがいるだけだった。クソガキは思わず顔をしかめた。酷い湿気だった。雨のせいもあるだろうが、三百席がほぼ埋まる人数が呼吸を繰り返し、空気が悪くなっていることは確かだ。
それからクソガキは店内を見回した。あの感覚がない。何かおかしいと思ったら壁が高価買取の広告などで埋まっている。向かいの壁にはいまや第八期となった四つのフォーマットの神の額縁がずらっと並び、レガシー神にいたっては川北神の写真が彼の成長記録のようにトロフィーをかかげて八枚分。

なにはともあれクソガキは本棚に向かった。まずは漫画だ。大会とかどうでも良いからとりあえず漫画だ。いやちゃんと参加もするけどとにかく漫画だ。
近づくと、本棚付近で立っている人が数人いた。立ち読みだ。驚くことにもはや座って漫画を読むことすら彼らはしていない。席はいくつかは空いているが、人をかきわけてそこへ行く労力を惜しんで彼らはそこにいる。信じられなかったのでクソガキは漫画だけもって席に座った。正直もう疲れた。
そして本棚のすぐ横には昔は読書用にベンチが置かれていたのだが撤去されている。これはスペースを活用するため仕方ないかとは思うが、問題はベンチのあった壁だ。何を貼ったのかは知らないが、貼り跡がべたべた残って壁を汚している。その上にさらに張り紙や注文用タブレットを貼り付けたりしているので、余計に壁が汚く見えた。これじゃグラフィティアートだ。

やがて大会が始まった。いつもどおりモダンをプレイする。今のTCでの大会参加人数では昔のように一つ席を空けて座ることなど到底できず、以前はたくさん見受けられたコーヒーを携えてゲームに臨む人も、コーヒーが邪魔になってしまうからか、一人もいなかった。それどころかゲームを終えて見渡してみれば、コーヒーを飲んでいる人などほとんどいないのだ。漫画を立ち読みし、階段の踊り場で立ち話をし、店内は三百人分の呼気のるつぼ。

もう、「整然」と「居心地の良さ」は晴れる屋TCからは失われてしまった。
冒頭でミラディンとファイレクシアに例えたが、清純なるミラディンは新たなるファイレクシアへと「完成」する運命だったのかもしれない。

人が増えるのは良いことに違いない。市場は肥大化するし、売上が伸びればできることも増える。良く知らないが「マニア」や「横綱」など「神」以外にも晴れる屋は様々に活性化を行っている。クソガキ的にはこの調子でどんどん記事を書いて周知の必要な情報を配信して欲しいと思う。
「何しに来たの」と問われて、クソガキやA氏が「コーヒーを飲みに来た」と言えたのは、知らない間に過去のことになってしまったらしいが、それでもクソガキがゆっくりできなくなったと言っているだけに過ぎない。
クソガキ旅行記37
クソガキ旅行記37
クソガキ旅行記37
イギリス旅行最終日、今日が終われば翌日は朝に出る飛行機で帰るだけです(だけとは言っていない)。



本日は二時間ほどかけ電車でコッツウォルズ地方、ストラウドという場所に行き、帰りがけにオックスフォードに寄る予定。
海外に行ったら都会や観光地よりも田舎の方を一度見てみたいんですよね。まあ、ストラウドもガイドブックに載っているくらいなので結局観光地なのかもしれませんが。



ストラウドへ行く電車は数が限られており、ホームズロケ地の残りを回るという同行者を残し八時半前くらいににクソガキさんはホテルを出ます。ていうか一緒に来たのに別行動しかしてねえな。
一応、同行者もオックスフォードは見たいということで16時に現地に集合する約束を取り付けました。最終日終了間際になって初めて観光を共にするのか……。

下手に地下鉄を使っても大して時間の節約にもならなければお金の浪費にしかならなさそうなので、20分ほど歩いてPaddington駅まで行くことにしました。
キングスクロスなどと同じく鉄道が通るこのPaddington駅、けっこう大きな駅です。
東京で言えば品川駅のような感じでしょうか。比較的天井も高く視界は良好、その上ごちゃごちゃとわかりにくい配置もされていないので使いやすそうな駅でした。

ストラウド行きの鉄道は57分発。駅に着いた時点で50分ほど。少し急がなければなりません。
使いやすそうな駅と書きましたが券売機が少ないことだけは欠点です。いくらか並んだ末機械を操作し、ストラウド行きの切符を購入する画面を呼び出し、後はボタン一つで完了! と画面を見ます。



券売機「125ポンド(約2万円)」



( ゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ



券売機「125ポンド(約2万円)」

   。 。
( Д )




ストラウドは断念しました。

きっとどっかでボタン押し間違えたかなんかだと思うんですよね、こんなに高いはずはないと思います。
とはいえ時間も押していたし後ろに並んでいる人もいたのでストラウド行きはとっとと断念。ということで本日の別の予定を考えます。

ここでオックスフォードに行っても良かったのですが、早すぎるし、同行者と合流するころに見るものが全てなくなっていても困るので他のことを探します。
とりあえず昨日は開催されてなかったマーケットに行ってみるかと地下鉄のone day ticketを再び購入、駅まで行ってみますが今日もやってなかったので早速二時間ほど無駄にしました。情報を適当に見てはいけない(戒め)


どうしよう、と途方にくれ手元のone day ticketを眺めます。
田舎に行きたいという当初の目的を思い出しました。これでいけるとこまでの田舎に行けば良いか。


路線図を見て最も遠いAmershamという駅に目的地を決めました。
電車に乗り、Wembley parkという駅を過ぎたあたりから窓の外の景色が変わってきて、ロンドンにあるような雑然とした感覚は得られなくなってきました。(地下鉄と言っても地上を通る場合もあります。田舎に近付くほど地上に出るようです)
集合住宅や大きな建物が減っていき、家は煙突のついた一軒家ばかりになり、庭を持つ家も数多く。
Parkの名を持つ駅では見渡す限りの芝生が広がっている場所も多く、そこで遊んでいる子供たちも数多く見受けられました。

イギリスののどかな休日風景を見ながら一時間ほど揺られると目的地に着きました。

Amershamは路線の終点と言えど意外と栄えていました。駅を降りれば煙突のついたかわいらしい家々が出迎え、すぐそばには商店街もあります。
土曜日だからか人通りもだいぶ多く、東京から西武線や東武線で埼玉に入った時のような印象を受けました。とはいえ商店街を抜けてしまえば、お店や民家は所沢や志木などよりも断然少ないので、商店街に人が集まった結果そういう印象になったのだと思います。

こんなところに来ても楽しい施設がないことはわかっていたので、さっそくウォーキングを開始しました。

歩いていると煙突から煙の出ている家がありました。
電車で見た頃から、煙突と言えばサンタクロースを思い出していました。きっと庭にある大きなマツの樹がクリスマスツリーになるんだろうなあ。
しかも煙突があるということは多分暖炉があるということですよね。こういうところでホームステイなどできたら良いなあと思いました。食事だけは日本のインスタントでも持って行った方が良いでしょうが。

2、30分ほど歩くと、遠くに広大な草原らしきものが見えてきました。
ここからPaddington駅に帰る時間、Paddington駅からオックスフォードに帰る時間も考えるとあまり長くはいられませんので、あの草原まで行って帰ることにしました。

しばし歩いて着き、目を疑いました。この草原全部売地……?
地平線の先の先まで埋め尽くすほどの大きな土地、どうも全て売地のようです。中に入れないよう柵が設けられています。イギリス土地余ってんだなー。

このあたりから先は進んでも対して景色が変わりそうにありませんでしたので、特に書き起こして面白いこともありませんでしたがAmershamはここで終了しました。
帰りがけ電車から見た風景、行きでは全て公園だと思っていた見渡す限り緑の土地にも、良く見たら柵が設けてありました。売地か個人の庭なのでしょう。でかすぎるんだよなあ。



Paddington駅に到着したクソガキさん、お腹すきました。
正直すでにイギリスで食事はしたくなかったのですが、何か食べねば持ちそうもない。
とはいえ普通のレストランでは普通に高くて普通にまずい食事が出てきそうなので食べたくありませんでした。

・美味しいものが出てくるとは考えない方が良い。
・どうせなら日本にもあるもので比較できるものが良い。
・まずい食事が出てくると仮定するならネタにできる方がマシ。
・そういえば昨日ラーメン屋見たなあ……。


ということで昨日見たラーメン屋に入ることにしました。


ラーメンなら味も濃いしイギリスの飯マズの理由である味がついてないこともきっとクリアできるでしょう!
着席しタンタンメンを注文しました。味の薄いタンタンメンなんてあるわけないやろ!! 勝った!!!

最早勝利しか見えないクソガキさん。20分ほど待っていると、しっかりと赤い色のついたタンタンメンがやってきました(画像参照)。
出てくるまでに割と時間もかけてたし、これは昨日までの食事と違って期待できそうですね。とりあえず白い麺を一口。






























味しねえウッソだろお前……。



目の前のしっかりと色のついたラーメンを眺めました。おいこの赤色なんだよ、なんで何の味もしねえんだ……。
このスープ、良く見てみるとお湯とそれに入っているカップ麺についてくるようなペースト状の出汁らしきものがちゃんと溶けていない。よしんば溶けていも特に味はしなさそうですが……。なおかき混ぜてもろくに溶けませんでした。
麺の方はワンタンの生地を麺状に切ったような味や食感でした。もちろんスープの味が絡んでいるなんて言うこともない。なんせスープに味がないからな。

まとめると、ワンタンを細長く切った麺状の何かお湯に浸かっているだけのものでした。これで日本円にして千円超えるとか悪い冗談だぜ……。

しかし出されたものは食べなければならない。というか残して別のレストラン入ってまたまずい食事出されたら悪夢という他ないので、食べきる算段をつけようと思います。
わずかばかり味のついているスープをれんげですくい、麺と共に食べる。料理の前知識ないやつがラーメン的な何かを作ろうと思ったらこうなるんだろうなあという感想を抱きました。仮にもレストランでこの感想を抱くのはどうなんだ……。

途中れんげが壊れて絶望するハプニングもありましたが、なんとか完食。もう二度とイギリスの食事には期待しないことを心に誓いました。



昼食も終え、いよいよオックスフォードへ。同行者とは16時に現地集合する予定だったけど間に合わねえなこれなあ。
ということでPaddington駅に15時に着くと、そこでうろついている同行者の姿が。お前も間に合ってねえのかよ。

切符を購入し、二人で鉄道に乗り込みます。イギリス旅行三日目にして最初で最後の同時観光でした。

一時間半ほど電車に揺られ、16時45分にオックスフォードに到着。いろんな場所が店じまいしそうな時間ですね……。
案の定駅から全力ダッシュしたにも関わらず、同行者の行きたがっていた不思議の国のアリスのお店は閉まっており、クライストチャーチも中には入れず、その他観光名所も当然のごとく閉まっていました。
とはいえオックスフォードの町並みはしっかりと堪能できました。ロンドンよりも古く、城にも似た荘厳な建物が石造りの道の横に立ち並ぶ。夕暮れの時間も相まって良い写真をたくさん撮ることができました。
その後、まだ空いている土産屋を見て回りました。その中でも目を離すとお互いふらっと別の場所に行ってしまうので協調性0かよこいつら(クソガキさん含む)とか心の中で突っ込みを入れていました。
一時間と少しくらい見て回り、同じ鉄道を使ってホテルへ。思っていたよりも広かったので、次はもっと時間をとって見て回りたい場所でした。結局名所は一つも入ってないしね。


鉄道の中で本日の夕食について決めます。お互いイギリス料理には打ちのめされていたのでとことん安く済ませることにしました。
ホテルの最寄駅にあるコンビニに売っているもので済ませる手段です。どうせまずいなら安く済ませるのが板。まさか食べられないなんてことはあるまい、とピザを注文。

まさかのまさか包み紙がピザに張り付いて食べることすらできなくなるとはつゆほども思っていませんでした(汚物噴射)。
ちなみに同行者の注文したカルツォーネは硬すぎて、文字通り歯が立たずこれも食べられなかった模様。あのコンビニは何を売っていたんですかね……。
イギリスの食事はグレードダウンさせ続けると食べることすらできなくなる。クソガキさんはまた一つ賢くなりました。なってねえよ金返せ。




そんなことがありつつも旅行三日目は終了。ベッドに入ります。ちなみに前日に買ったウブロ(仮)の時計を見てみると、微妙に短針の位置がずれていて正しい時間を指してくれないことが判明しました。まさか高級時計にそんな設計ミスあるわけないよね(笑)





日本へ帰る飛行機は9時20分に発つので、6時を回らないうちに起床。
そそくさと準備を済ませ、何事もなく搭乗。

三人席のうち真ん中に座るクソガキさん。席に置いてあった枕や毛布を抱いて座ります。
と、後から60歳くらいの中東系らしきおじさんがやってきました。紫色で裏打ちされた高そうなスーツを着ています。金持ってそうなおっさんでした。

とそのおっさん、席に着くなり枕や毛布をクソガキさんの足元に放り投げる。
どっこいしょとばかりに座り込み、クソガキさんの領域を侵す枕と毛布には気にも留めない。なんだこのおっさん(殺意)。
なんなら独特の甘い匂いやアルコールの匂いも漂ってきて座ってるだけですでにきつい。半身になってクソガキさんに背を向けているのでまだ我慢できましたが、時折顔をこっちに向けたときの匂いがたまったものではありませんでした。せめて酒は抜いてから来てくれませんかね……。

これが隣にいる状態で今から7時間も8時間も過ごすのか(絶望)、と同行者と視線で会話します。
と、そのまま離陸を待っていると、入り口の方からお姉さんがやって来てこちらに顔を向けます。

「席、間違ってない?」

お姉さん(救済の神)はチケットをこちらに見せました。確かにこの三人席のうちの一つのナンバーが書かれています。
クソガキさんと同行者の席は確かにこの二つです。ということは横の謎のおっさんの席が間違っている! 大勝利やんけはよどっかいけおっさん!
しかしおっさん動かない。チケットの確認すらしない。おっさん……(絶望)

と、ここにCAのお姉さん(救済の神)がやってきました。さすがに添乗員の言うことは聞くやろ! クソガキさんは今度こそ勝利を確信しました。ほんまはよどっかいけ。
CAさん、おっさんに英語で何やら話します。

しかしおっさん、これでも動かない。なんやこの老害……。

終いにはチケットを見せてきたお姉さんの方が諦めて、おっさんが座るはずだった席に座ることになりました。CAさんは申し訳なさそうな表情をお姉さんにします。クソガキさんにもしてくれ。

そんなこともありつつ離陸。おっさん、CAさんに注意されたにも関わらずシートベルトを締めませんでした。クソガキさんはそういう反骨精神も良いと思うけどできればここじゃないとこでやってほしいな。なんならここじゃないところに今すぐ吹っ飛んで行ってほしいな。

離陸してからの数分間、通路側に座るおっさんは窓の外が気になるようでしきりにこちら(窓側)に顔を向けていました。アルコールの匂いがダイレクトにクソガキさんの鼻孔をぶっ叩きます。おっさん……(絶望)

が、地獄はここからでした

離陸してからしばらく経ち、機内サービスのドリンクが配られた後、おっさんがちらちらこちらを見てきます。
見まい見まいと前を見続けていましたが、不意に通路側に顔が向いてしまい、待ち構えていたかのようなおっさんの視線にダイレクトアタック。アカン。
思えばこの時にアイマスクでも被って寝たふりしてれば良かったんですね……。ちなみに同行者は即おねんねでした。

案の定おっさんは話しかけてきます。ですがこのおっさん、どうも英語が得意ではない様子。
CAさんに話しかけられても反応が薄かったのはこの理由もあるのかもしれません。正直ジェスチャーで分かれよと思いますが。

クソガキさん普通に意志が弱いので会話が始まってしまいました。お互いの出身国を知ります。おっさんはパキスタン出身でした。
両者たどたどしい英語で話します、が、おっさんの英語マジでわからん。
メッカがどうの言っているようですが、どうも悪いものを言うニュアンスで言っているようでイスラム教徒ではなさそう? この辺はお互いの英語力が低すぎたので要領を得ないことばかりでした。

とりあえずお互いわかりやすいことを簡単に話せるような話題を提供しようと、なぜロンドンにいたのかを尋ねたり、自分がロンドンで何をしてきたかを話しました。
しかしおっさん全部スルー。このクソ野郎(殺意)。

クソガキさんが理解を得られず困っている内に、話はどんどんおっさんのしたい方向へ向かっていきます。おっさん人の話は聞けって小学校で教わらなかったのか?
「どういう意味?」と直接聞いてみても同じ言葉を繰り返すのみ。ボケ老人かなんかかこいつは……。

おっさんは言います。
「ジャパーン、ビッグボーイ、チャイナー、リトルボーイ」。
どういう意味だそれは。

しかも話は(おっさんの中で)面白くなっていっているようで、どんどんおっさんの声が大きくなっていきます。
お、いいぞーこの調子で音量が大きくなっていったら他の乗客に迷惑かかりそうだしCAさんが助けに来てくれるかもなー、とヒートアップするおっさんを眺めて適当に合わせていました。

そんな時、あることに気付きました。
おっさんのジェスチャーが股間の方に向いています。両の手を股のあたりですいすい上下させています。

おっさんの声が再び耳を刺します。

「ジャパーン、ビッグボーイ、チャイナー、リトルボーイ」
























チ××の話してんのかこいつは!!??!!??





さすがにこの話題を大声で話させ続けるのはやばいと思い、話題を替えようとパキスタンとはどういう国かとか日本に行ったことがあるかなどの話を振り続けます。
しかしおっさん、もう当然のごとく華麗なスルー。おっさん……(絶望)


いくらなんでももう手におえそうにもないのでどうやって会話を打ち切るかを思案していたところ、ついにCAさんの救いの手が差し伸べられました。
「狭くない? 他の席も空いてるから移動したら?」とクソガキさんにに話しかけてきます。提案が不自然ですがこの際なんでも良かったのでスマホと財布だけ持ち、他の荷物は同行者に任せて脱出しました。さらばおっさん、もう二度と会うこともない。なんなら本当に会いたくない。

ちなみにこのCAさん、近くを通りかかったところを同行者がアイコンタクトで助けるよう仕向けてくれたようで、彼には本当に感謝しかない。
残してきた同行者はヘッドフォンと映画でおっさんを完全シャットアウトしたらしくクソガキさんより断然有能でした。彼の「人の話を聞くから損するんだよ」という言葉は耳に残りましたね……。

まあ正直なところ、あのおっさんが本当はなんの話をしていたのかはわからず終いなんですけどね。
ジェスチャーが股間に行っていたのでチ××の話なのかと思っただけなので、どこかの国のスラングかなにかを拙い英語で表現したものだったのかもしれませんし、はたまた全然別の意味だったのやも。
わかる方がいらっしゃったら教えていただけると嬉しいです。

パキスタンの金持ってそうなおっさんへの印象がどんぞこまで落ちたエピソードでした。ていうか高そうなスーツ着てるおっさんがなんでエコノミークラス使ってんだケチってんじゃねえあと席も間違えてんじゃねえよ。



さて、その後はテトリスを始めたら一瞬で5~6時間ほど経ち、あっという間に乗り継ぎのアブダビへ。テトリスクソ面白い……。
なお、機内食で食べたパスタにはちゃんとトマトソースがかかっていたので、イギリスの料理と比べれば震えるほど美味しかったです。機内食を美味しいと思う日が来るとは思いませんでした(伏線回収)。
なんなら飛行機で見た世界地図の模様が牡蠣に見えてくるくらいには美味しい料理に飢えていました。重症ですね……。

アブダビの空港では同じく乗り継ぎ目的の日本人が大量にいました。日本人、マスクしてるし男も女も髪長いし良くも悪くも目立つ。

その後は何事もなく成田空港へ。長い空の旅が終わりました。ハプニングもいくらかありましたがエティハド航空は良い航空会社でしたね。またロンドンへ行く機会があるなら使っても良いかもしれません。パキスタン人のおっさんだけは勘弁して欲しいですが。



ふと、マーケットで購入したウブロ(仮)の腕時計を取り出しました。
4G回線のつながったスマホで、「ウブロ 偽物」と調べてみます。

すると偽物との見分け方の記事が出てきました。
時計のサイドのボタンが本物は丸いが偽物は角ばっている、ロゴの文字が本物は細長い、ベルトからバニラの香りがする、など……。
確かにこの腕時計、サイドのボタンは丸いしロゴはちゃんと細長い。しかもしっかりとベルトからバニラの匂いまでする。
記事に書かれていた見分け方はおおむね全てクリアしていました。もうここまで来たら本物でええんちゃうやろか(良くない)。

しかし時計を眺めていると、ついに発見しました。
この時計、秒針の端にウブロを示す「H」のロゴがついており、Hの文字の真ん中の横棒が、右上から左下に流れるデザインになっています。
このHマーク、時計の盤上だったり裏側だったり、いろんなところについています。いかに偽物といえどロゴを間違うような目立つミスは犯しません。
しかし、唯一秒針についているHだけは、左上から右下に流れる逆のデザインになっていました。

気付きそうで気付かない、ここさえ本物と同じであれば見た目はそのままと言って良いほどです。
短針がしっかりと時間を示さないとか、ちょいちょい針の動きが止まるとか、そもそも時計として問題はありますがね……。

まあ、これで偽物であることもわかったし、すっきりしました! 東京の自宅へと向かうべく電車に乗り込みます。
これにて終了、ロンドン旅行は良い旅でした!





























良くねえよ金かえせ





《イギリス旅行編、完》


なお、帰ってきて翌日には時計の針はろくに動かなくなりました。
クソガキ旅行記36
クソガキ旅行記36
クソガキ旅行記36
イギリス旅行 二日目



朝7時に起床し、ホテルの朝食を食べ、外へ出ます。
本日クソガキさんはロンドンのマーケットをめぐる予定。シャーロックホームズのロケ地めぐりをするという同行者と別れて、Queens wayという駅へ。

ロンドンは地下鉄が非常に発達しています。
東京の電車と変わらないほど市内を網羅しており、およそいけないところはなさそうな印象を受けました。
その上来る感覚もほとんどの電車が五分以内ととても早い! 山手線感覚で乗っていました。

さてその地下鉄ですが、普通に目的地へ行くためのチケット、そこから往復で帰ることができるチケット、そして路線問わず地下鉄一日乗り放題のone day ticketの三種類があります。
このone day ticketを12ポンド(約2000円)で購入したクソガキさんは、意気揚々と地下鉄へ乗り込みます。

この日は4つのマーケットを回る予定でした。
まずは北のcomden townという駅を目指し、カムデン・マーケットからです。

ロンドンを走る電車は日本の電車ほど広くも長くもありません。中はもちろん座席がありますが、座席と座席の間が日本のそれと比べて狭く、だいたい一人立つのが限界と言ったところです。荷物や足を投げ出したら前の座席に座る人にすぐ当たってしまいそうです。
形状は日本のように四角ではなく、台形やかまぼこ型に近いと表現した方がわかりやすいかもしれません。シンガポールの電車に近い印象を受けました。

ただこれは、おそらく古い電車の特徴です。
新しく綺麗な電車にも乗りましたが、そちらは実際の広さこそ大差はありませんが形はより四角に近くなっており、大きい印象を与えます。

comden townへ行くにはtottenham court roadという駅で乗り換えをしなくてはなりませんので、まずはその駅へ。
電車内でone day ticketを眺めたり、スマホで撮っておいた路線図を眺めて時間を潰します。
one day ticketはmtgのカードより二回りほど小さく、裏に情報読み取り用の黒い磁気部分がありました。

改札にチケットを通し、乗り換えのため階段を上ります。
手に持っていたスマホとチケットはそのままポケットへ。

そしてcomden townへと向かう路線に向かってチケットを挿入。
これで開く……と思いきや、改札は閉じたまま。

不思議に思い駅員に聞いてみると、確かにこのチケットで入場できるとのこと。
しかし入ろうとしても改札が開かないことを確認した彼はこう言いました。

磁気部分がやられている、と。

確かにスマホと一緒にポケットにしまいました。が、それはおよそ一分も経つか経たないかのこと。
もう一枚買うかどうしようか途方に暮れ……る暇もなく駅員さんが改札を開けてくれました。
行け、ということです。

「これ出るときも駅員に言わなきゃいかんのだろうなあ」とか思いつつお礼を告げて入っていきました。
ちなみにこれ以降one day ticketを改札に入れても機能することは当然なかったので、いちいち駅員さんに「入れて」「出して」と頼んで入退場していました。どこの駅でも何も疑われることはなかったのできっとチケットが壊れるのは日常茶飯事なのでしょう。耐久性改善しろ。
ちなみに日常茶飯事すぎるのかろくに確認もせず改札を開けた駅員も数人いました。お前ら仕事しろ。
ロンドンの切符は紙耐久なのでみなさん行くときはお気を付けください。



ちょっとしたアクシデントに見舞われながらもcomden town到着。
駅を出ると、朝10時前、まだマーケットが開いていない時間にも関わらずそこらに人が。
マーケット方面へ向けて歩いて行くと、店先にいくつも腕時計を並べたお店が出てきました。

その時計を眺めていると、中から中東系の顔立ちをした店主が。
声をかけられたので、値段をきいてみます。ここらにあるものは全て15ポンド(約2500円)とのこと。
クソガキさんがある一つの時計を見ていると、そのメーカーが気になるのか尋ねられました。
曰く、アルマーニだと。

クソガキさん、腕時計は好きですが、別に詳しくありません。
アルマーニも名前を聞いたことがある程度です。
が、すでに怪しさ満点でした。アルマーニって15ポンドで買えんの?

疑っていると店主が奥にもっと良いのがあると言いクソガキさんを連れて奥に行きます。
しばし待っているとビニールの袋から時計がざらざらと。もっとちゃんと保存しろよ……。

差し出されたのはアルマーニの時計や、HUBLOT(日本ではウブロと言うらしいですね)の時計。
これらがいかに良いか説明されます。「This is the best one」とアピールされました。best oneは二種類ありました。

店主のおっさん、クソガキさんがウブロのことを知らないと聞くと「なんでしらんの? マジ?」とでも言いたげに驚きます。
もうこの時点で胡散臭えんだよな……と思いつつも話を聞いてみる。これ見よがしにgoogleを起動し、ウブロの時計の値段を見せる、それもちらっとだけ。日本円にして百万はくだらない値段がずらりと並びます。

続いて電卓を起動し、85という値段を見せるおっさん。
これを値下げして、50の値段まで下げるおっさん。

ちょっと待てさすがに値段に差がありすぎるだろう、と思わず苦笑い。
しかしデザインは比較的気に入ったし、まあ使えれば良いだろう、と50ポンド(約8500円)で購入することに決めました。

果たしてこの時計は本物なのかどうか……。
ちなみに保証書はもちろんないし、ウブロでもなんでもない時計の箱に詰められたのでより胡散臭さが増しました。まあ偽物だとしてもそんなすぐ壊れたりしないでしょ?(フラグ)



ということで時計を購入し、おっさんに付き合っている内に10時も回ったのでいよいよマーケットへ。

石造りの道に、ずらりと並んだお店たち。
ロンドンの古い町並みに数えきれないほどのお店がマーケットを形成していました。

雰囲気で言うとアメ横に近いです。
食事を売る屋台、服や帽子を売るお店、シルバーアクセサリーを扱うおじさん。
中でも目を引くのはレザー商品を扱うところでした。

どうも聞いてみた話、レザーもシルバーもほぼハンドメイドのようです。
日本ではなかなか体験できない革製品の匂いに包まれながらショッピングを楽しみました。物価高くなけりゃもうちょっと買えたんだけどな……。

ちなみにイギリスのおっさん、けっこう押しが強いです。
先ほどの胡散臭い時計のおっさんもそうですが、帽子やバッグを取り扱うお店のおっさんはその比ではありませんでした。
65ポンドのバッグを見せ、これを売りつけようとするおっさんがいました。
こんな書き方ですがバッグはだいぶ良いものだと思います。そのへんのハンドメイドのレザーバッグよりも丈夫そうでした。
これをまず55ポンドまで値下げする。この時点で1700円ほど安くなっています。
しかしクソガキさんはすでに別でバッグを購入していたので断る。
おっさん、今度は50ポンドに値下げ。
正直心が揺れ動くが使わないものは買っても仕方がないので拒否。
が、45ポンドにさらに値下げ。おいおいそろそろ利益薄いんじゃねえの?
それでも拒否し続けると、ついには35ポンドまで下げてくれました。本当に利益出るのか心配でした。

どうもおっさん、お店をオープンしたばかりとのこと。
クソガキさんが初めての客だから買ってほしいんだとか。いや後ろ見たら後から来た客いるじゃんよ……。

値下げをするたび、「Are you happy?」と聞いてきます。
値下げをしてくれること自体はうれしいのでhappyと答えますが、これはどうも購入する意図とみなされるようで賞品をビニールバッグに詰め始めます。あわてて止めるとちょっと悲しげな表情をされました。そんな顔すんなよおっさん……。

結局バッグは購入しませんでしたが、ちょっと心苦しかったので他の商品を見せてもらうことに。
ぶっちゃけ要らなかったのですが、今使っているのがいつ壊れるかわからないということもあり、iPhoneのケースを購入しました。(happyじゃ)ないです。
このケースも35ポンドから20ポンドまで値下げしてもらいましたが、結局3400円ほど支払ってるんだよなあ……。

しかしこのhappyおじさん、ちょっと攻撃が成功したからって攻めの手は緩めない。
今度は財布を勧めてきたので、さすがにこれ以上はお金を使えないと思い退散しました。まあ買ったものは丈夫そうだしとりあえず良いか……。

他にも押しの強いおっさんはいましたが、こちらでは何も購入せず撤退。
ちなみに女性はあまり押しが強くない印象でしたので、押しの強い人が苦手な人は、もしもロンドンのカムデンマーケットに行ったら女性の営業しているお店に狙いをしぼると良いと思います。尤も、押しの強い人の方が値下げ交渉がしやすいと思うので、そちらを楽しみたいならおっさんを狙いましょう。(ホモじゃ)ないです。



昼食はマーケット内の屋台へ。昨日のフィッシュアンドチップスについてきた大量の調味料を見るに、イギリス人はアメリカ人とは別の意味で味付けが雑なのではないかと推測します。
要は味付けはあまりせず食べる人次第。すなわち基本の食事には味がついていない場合が多いのではないか。
では屋台などはどうだろう。日本の縁日などの屋台は濃い味付けのお店ばかりです。

日本とイギリスが同じである保証はありませんが、その辺のレストランよりも美味しい可能性はあるのではないかという推測を基にハンバーガーを一つ注文します。
果たしてそれは当たりでした。ドレッシングやソースがたっぷりかかった、川を眺めながら食べたこのハンバーガー、悲しいことにイギリスで食べた食事で最も美味しいものとなりました。

その後気になるお店を見ていたら時刻は13時30分を過ぎ、14時に近付いていました。
途中で見かけた謎の服(画像参照)はいったいなんだったのだろうか。

次に行く予定のマーケットは、14時30分には終わってしまいます。
時間的に行ってもほぼ見られずに終わってしまうので、別のマーケットへ向かうことにしました。今度はcovent gardenという駅です。

こちらではカムデン・マーケットよりも上品なものを取り扱う印象でした。
自作の絵や小物、貝殻を模した機械だか置物だかわからないものなど、見ていて楽しいものではありました。が、買おうという気になるものがなかったのは残念ですね。
またクラシック(?)を歌う女性がおり、BGMのように響き渡っていました。マイクもなしに凄い音量が出るもんですね。
大道芸人がちらほらいたりなど、見ることを中心に楽しみました。
ちなみにカムデン・マーケットと似たような製品を撃っているエリアもありましたが、活気や店の種類からそちらを買うならカムデンの方が良いと感じました。

正直この辺でマーケットはもう良いかな、という気分になるクソガキさん。
残った一つのマーケットを回ることはやめて別の観光地をめぐろうと考えます。

テムズ川を回ることにしました。夜はカップルのデートスポットになるらしいので、ぼっちのクソガキさんが回るなら今かと思ったのです。
waterlooという駅からlondonbrigeまで歩こうとルートを設定します。

テムズ川、広さとしては荒川に近い印象だったように思います。荒川の周辺に町が並んだらこうなるだろうなという感じです。
川の水は汚れ、お世辞にも綺麗とは言い難い場所でしたが、周辺にお店が並んだり、人の往来は多い場所だったので人気のスポットではありそうです。少なくともにぎやかでしたね。

ここを歩いている時、右手に小学校のようなものがありました。
卒業式なのか文化祭なのかわかりませんが、ブレザーを着た白人黒人入り混じった小さな子供たちが出てきてはしゃいでいました。


クソガキ(ハリーポッターの世界が目の前にある……!)


ここだけホグワーツでした。



そして、ロンドンにはもう一つハリーポッターに縁の場所があります。
有名な9と4分の3番線のある、キングスクロス駅です。

ロンドンブリッジまで歩いた後は、再び電車に乗りキングスクロスへ。
映画で見た景色ほぼそのままの光景が広がっていました。(実際は映画ではいろいろと改変されて撮られたようです)

そして9と4分の3番線の入り口も作られていました。
壁にめりこんだショッピングカートが用意されており、長蛇の列が形成されていました。人気の撮影スポットのようですね。
ここでは駅員がグリフィンドール、レイブンクロー、ハッフルパフ、スリザリンのマフラーを巻いてくれます。写真を撮った同行者曰く、レイブンクローやハッフルパフのマフラーを選ぶと「Are you serious?」と聞かれるそうです。レイブンクロー派の彼はキレてました。

他にもハリーポッターのお店を眺めながら帰路へつきました。
百味ビーンズが売っていましたが、mtgのカードほどの大きさすらないのに3.5ポンド(約600円)と高すぎたので、お土産に買うのは断念。まあ土産は他で買えるやろ(フラグ)
ちなみにグリフィンドールなど各寮ごとに色が設定されたセーターやネクタイなどが売っておりましたが、これらは『ハリーポッター』や『9と4分の3番線』のロゴが目立たず、普段使ってもほとんど違和感がない、かつデザインもとても良いものだったので、もしもここに来ることがあるならとてもおすすめです。クソガキさんはマーケットで散財していたので手が出ませんでした(涙目敗走)
おっさんのiPhoneケースを買った値段でネクタイはだいたい買えたんだよなあ……。

夜同行者と合流し、適当に食事。ギリギリ不味いレベルのドライカレー的な何かでした。キレました。
ラーメン屋があるのを横目に見ながら帰宅しました(意味深)





なお、寝る直前、ウブロ(仮)の時計を見てみたらさっそく針が止まっていました。
おっさんオートマチックだから電池要らん言うたやんけ! と思いながらりゅうずを回すとまた動きました。
胡散臭さの塊となった腕時計を放り投げて、布団を被り三日目へ。この時計(50ポンド)ダメみたいですね……。
クソガキ旅行記35
クソガキ旅行記35
クソガキ旅行記35
更 新 再 開


ひとまず近況報告から。
私クソガキは現在大学四年生。単位を無事に取り終え内定もいただき、三月の半ごろにある卒業式を待つ身となっています。
生きている中で大半を共にしてきた学生という肩書きがなくなることに一抹の寂しさを覚えつつ、残り少ないモラトリアムを楽しむ時間を送っています。ちなみに大学そのものはぼっちだったのでなんの思い入れもありません。

大学四年生、卒業という単語が並ぶとある単語が思い浮かんできますね。
そう、卒業旅行です。

数か月前、こんなやりとりがありました。



クソ親父「卒業旅行行かんでいいのか」

クソガキ「特に興味ないしな」

親父様「金出したるで」

クソガキ「行く(即決)」



ということで大学の友人(貴重)に同行を誘い、3/2~7までイギリスのロンドンへと行くことになりました。
クソガキさんもぼんやりヨーロッパあたり行きてえなあとか思っていたという理由もあります。安いツアーに適当に申し込みました。



成田空港からロンドンまで、合計約20時間。
一日にも迫る長さの時間を飛行機で過ごすことになります。ですので3/2~7までといっても自由に動けるのは三日間のみ。

ちなみにこの20時間と言うのは乗り換え込みの時間であり、直通であればもう少し短いようですが、アラブを経由するとどうも安くなるようです。

3月2日、夜の9時20分に、成田空港をエティハド航空というUAEの会社の飛行機に乗り出発。おお雑誌とかアラビア語で色々書かれてる。読めん。
到着予定時刻は現地時間で朝5時。日本からアラブに、よりにもよってその時間に行こうとする乗客は少ないようで、機内はちらほら人がいる程度でした。なのであいていた二席分を陣取って横になって眠ることができ非常に快適。エティハド航空すき。

数時間が過ぎ、アブダビ国際空港に到着。わりとすぐに眠れたこともあり、東京-アブダビ間は一瞬でした。
機内で見られた情報によると外は真っ暗にも関わらず15℃あるとのことでしたが、空港内は肌寒いくらいの温度に保たれています。

ひとしきり眠ってお腹が空いていたクソガキさんとその同行者。
せっかくだしここで何か買っていきたいな、と思い、コンビニやお土産屋や免税店を見て回ることに。

目についたコンビニでとりあえずサンドイッチを手に取ってみます。見た感じ普通のサンドイッチ。棚の値札には『30』の文字が。単位はディルハムと言うそうです。

そういえばイギリスの物価は調べたけどここのは調べていなかったことに気付き、Wi-Fiに接続してレートを調べます。
どうも、1ディルハム=30円とのこと。

棚の値札に目を移します。
30と書いてあります。

スマホに目を移します。
1ディルハム=30円と書いてあります。

クソガキさんは義務教育に感謝しながらサンドイッチを棚に戻しました。



一方友人はカフェに行きました。ラージサイズを頼んだらスープのようなコーヒーが出てきた挙句、なぜかクソガキさんの分まで普通のサイズのコーヒーが出てきました。アラブすき。
着いた直後は乗り換えやアブダビから出発する人が多く、同じ飛行機で来た日本人や白人が多めに見受けられましたが、夜が明けた頃から増える増えるアラブ人たち。
堀りが深く髭を生やし、鼻が高く肌が黒い。イケメンと美女しかおらんなあ……。
さすがに空港だけあって特に面白トラブルもなく、カンドーラ(と言われるらしい白い服装)の人を見て楽しんでいました。

そんなこんなでアブダビを発ちロンドンへ。お土産屋で3g2500円する粉らしきものが入った謎の缶が売っていたのだがあれは一体……。
ちなみに乗り換えの時にこちらに住んでいるらしい日本人のおばさんと話をしたんですが、やはりこちらの金持ちはすごいようですね。家族一人ずつに大きな家があるとかなんとか。まあおばさんもヴィトンのでかいバッグ持ってたしね。



ここからは日本語の案内がなくなり、英語とアラビア語だけの機内食のメニューを渡されました。
エコノミークラスだからかもしれませんが、どこの飛行機に乗っても機内食はそんなに美味しくはないですね(伏線)。
機内では隣になったお姉さんから「君ら友人?」と尋ねられました。そらそうよ。

しばし飛行機に揺られ、ようやくイギリスのヒースロー空港に到着。
長い旅路に痛んだ体をもみほぐしつつ入国検査へ。
愛想悪い検査官のおっちゃんからは友人かカップルなのか尋ねられました。こちらでは同性愛は普通の様子?

空港で経路を確認していると、近くのベンチに座ったおばさんに「君ら友人?」と尋ねられる。さっきのお姉さんそういう意味かよ!



地下鉄に乗り、まずはPaddingtonという駅へ向かう……はずが路線間違えてEarls courtという駅へ。
そこから歩いて公園を横切り、ホテルへ向かうことにしました。

そのケンジントン・ガーデンズという公園、1.1平方キロメートルもあり、とても大きいです。
緑の芝生が並び、剪定された木が立ち、アルバート記念碑(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E8%A8%98%E5%BF%B5%E7%A2%91)という非常に立派な象が建てられていました。

こんな公園で寝転んで読書でもできたら最高だろうなあ、と考えながら歩き続けます。そこらじゅうで飼い犬が走り回っており、良い散歩の場所になっているようです。
と、雨でぬかるんだようでそこいらに泥が。
よけながら歩いて行くも、その数多くある泥の形があるものを連想させます。


クソガキ(これう○こなんじゃ……?)


確かに泥でも足でこういう形にかためることはできるかもしれません。匂いもとくにしませんでした。が、わざわざその形になった泥だと言い切るにはちょっと数が多い気がしますね……。走りまわる犬を見つめます。良いう○こしろよ、と思いました。

汚物なのか泥なのか判断の付きにくいものが散乱した道を歩き続けると、やがて大きな池が目に入りました。そこでは大量の鳥たちが水浴びをしており、非常に和やかな気持ちになりました。
ハトやアヒルはもちろん、1メートルにせまるほど大きい鳥が何羽も。ここで幼少期を過ごせたら良い思い出だなあと思いつつ池の周辺を歩くと、不快な色の水がはじけたような跡がそこいらについていることに気付きます


クソガキ(う○こだ……)


鳥の汚物で囲まれた池を速やかに脱出しました。鳥の汚物が匂わないことに感謝しました。

しばし進みますが、これ以降はほとんど普通の道が続くばかり。奥に見える建物と庭のように手入れされた場所を目指します。
ところどころで芝生に馬の蹄鉄の跡が見受けられました。そういえばガイドブックには馬も歩くと書いてあったなあ。などと思い出し進んでいきます。
すると、目の前に山と積まれた茶色の物体が現れました。


クソガキ(紛うことなきう○こだ……!)


馬の汚物は大きかったので、匂いがやってくる前に退避しました。風上であることに感謝しました。

そしてようやく公園の端あたりにある庭へ。
綺麗に手入れされており映画やゲームで見る景色を見ているようでした。
そこには野生のリスもおり、長くて太い尻尾をふりふりする姿はとても愛らしかったですね。もうリスがするう○このことしか考えられませんでしたが。

ケンジントンガーデンを抜けると、ホテルはもうすぐです。
同行者と道を確認しながら歩いて行きました。みんなこいつみたいにトイレでう○こすれば良いのに。

ホテルでチェックインを済ませ少々休憩し、いざロンドン観光へ。
ロンドンではいたるところで自転車をレンタルすることができます。街中にある無人の駐輪場の機械を操作して借り、別の駐輪場に戻す方式をとっています。
2ポンド(約340円)で借りることが出来、30分まで無料、その後はお金がかかっていく仕組みです。

しかしこの自転車、日本のママチャリを下回るレベルで性能が悪い。
漕いでも漕いでも力の逃げていく感覚ばかりだし、あまり安くもないので、トラファルガー広場(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%BC%E5%BA%83%E5%A0%B4)のあたりまで行ってから駐輪場を探して降りることにしました。wikipediaの写真だとだいぶ広く見えますが、一番上のナショナルギャラリーが映っている写真でほぼ全部といったところであまり大きくはありません。

このあたりで腹が減ったという同行者と別れ、一人大英博物館へ。
貴重な展示物たちは確かに一日で全て見ることは到底不可能に思えたので、アメリカとヨーロッパの展示物だけ見ることにしました。

が、歩いているだけでも色々な展示物に目を奪われる。
イースター島のモアイなり腕時計の歴史なり、興味深いものがいっぱいでした。

ヨーロッパの歴史をなるべく最初から見たいと思ったので歩き続けていくと、イタリアの展示物のある部屋が現れました。
どうせだしここも見て行こうと近寄ると、職員に止められました。


クソガキ「閉館……だと……?」


結局見たいものはろくに見られず出ることになってしまいました。
こんな場所が無料なんてロンドン市民マジで羨ましい(募金はもちろんしました)。

その一時間後に集合してHUBなり飲み屋に行こうとなっていたので、歩いて時間をつぶすことに。
アンティークショップやスコティッシュショップなど魅力的なお店を見つつ、歩いてビッグ・ベンへ。

はえーでかい時計塔だなあと思いつつ写真をとっていたら、白と黄緑に肌を塗ったおばさんたちが。
英語ではない何かの言語で話しかけられ、写真を撮ろうということだけは伝わりました。

あ、なるほど、と思いました。
良く聞く「写真を撮ってお金を請求してくる」タイプの輩だと直感しました。
祭りでもなんでもない木曜日にわざわざあらわれ、英語ですらない言語で話しかけてくる。しかも一人で写真を撮っているアジア人に向かって。






ということなので写真は撮ってみました。
好奇心に負けたよね。

するとやはりお金を請求してくる。
正直予想通り過ぎてだいぶ笑ってしまいましたが、とりあえず2ポンド(約340円)ほど渡してみました。

すると食い下がる食い下がる。
最初は遠慮がちだったのが、クソガキさんがそれ以上渡す気がないと悟ると豹変したようになにやらまくしたてました。
その額を請求する意図でしょうが、20ポンド札(約3400円)を見せながら怒った表情でわけのわからん言語をわめくおばさんたちがちょっとだけ怖くなった辺りで払う気がないことを伝えると去っていきました。英語通じてるじゃねえかババア。

なお、ババアと撮った写真はクソガキさんのスマホにはありません(ババアが別のスマホで撮ったため)。



そんな風に観光し、時間になったのでHubなりbarなりを探すことに。
イギリスの飲食店はどこも内装に非常に気を遣っています。ろうそくや立体的にたたまれたナプキンで机を彩り、カウンターの奥にはこれみよがしに大量の酒瓶が。そしてそれが外から見えるよう大きなガラスでアピールする。
クソガキさんは、ビッグベンに向かうときに客のいないそういった店を見ながら、「イギリス人、気取ってんなあ」とか思っていました。

しかし、日が落ちて食事の時間になると、スーツを着た英国紳士がその店の席についていきます。
あまりに内装とマッチした顔立ちの人々が店内を埋め尽くすと、もはやそこは気取ったお店などではなく、ただの「オシャレ度が(日本人からしたら)高水準のお店」という風になりました。クソガキさんは心の中で土下座していました。失礼なこと言ってごめん。

いくらか歩いて適当に見つけたお店に入ります。
メニューにはフィッシュアンドチップスの文字が! 有名なイギリスの名物です。
しかし、お値段は11ポンド。日本円にして約1800円……。
とはいえここまで来て食べないわけにもいかないと思い、同行者と共に注文しました。

でかい(感想)。

20センチはあろうかという魚の揚げ物に、下には大量のフライドポテト。
付け合せにタルタルソースと緑色をした謎のソースが皿に盛られ、他にもケチャップやウスターソースのようなものなど大量の調味料がついてきました。

正直調味料が別で大量についてくるあたり嫌な予感しかしなかったのですが、
頼んだ以上後に引くことはできず、まずは魚を一口。















まずいッッッ!!!




べちょべちょの中身に比べて異様に硬い衣、良いものを使っていないのか腹にボディブローのように効いてくる油。
なによりもついてきた緑色のソースの不味さったらない。エダマメのような味がしました。どう考えてもフライには合いませんね……。
ちなみにポテトは普通でした。決して美味しくはない。

胡椒とレモンの組み合わせでなんとか全て食べきった時には、油で腹がやられて他の食事を注文する気も失せていました。
なにより高いお金を支払って不味い食事が出てくることの恐怖ったらない。20ポンド請求ババアが軽く吹き飛ぶレベルの恐ろしさ。

ちなみにこのソース、マッシィピーと言って緑の豆を潰したものらしいです。調べてみると好意的なことが書かれてあるブログや記事が見受けられましたが日本人の味覚が心配になりました。こいつがスタンダードみたいな顔して出てくるの許せん。

その後ホテルへ帰り、翌日の予定をさらっと決めて就寝しました。
うんことババアとイギリスの食事に翻弄された一日でした。
Main

4 死儀礼のシャーマン
4 悪意の大梟
1 瞬唱の魔導士
2 ヴェンディリオン三人衆
4 復讐の亜神

3 暗黒の儀式
4 渦巻く知識
4 稲妻
4 直観
2 精神を刻むもの、ジェイス
4 時を超えた探索
2 lake of the dead

4 汚染された三角州
3 血染めのぬかるみ
2 沸騰する小湖
2 underground sea
1 badlands
1 volcanic island
1忍び寄るタール坑
3 沈んだ廃墟
1 山
1 島
1 ヨーグモスの墳墓、アーボーグ
2 沼

Side

2 虚無の呪文爆弾
1 外科的摘出
2 紅蓮地獄
3 紅蓮破
1 仕組まれた爆薬
2 白鳥の歌
1 呪文貫き
3 思考囲い

最近やっていなかったけど、BMOも終わりひと段落したのでとりあえず考えてみた新型亜神ブーーン。
従来の死儀礼ボブヒム梟リリアナ型に宝船突っ込むか、コンボに寄せて探索を使うかの二択のうちの後者。

・再び赤タッチ

もともと俺の亜神ブーーンは部族全般に弱すぎたので、優秀な除去が欲しかったことと、宝船に刺せる紅蓮破をとりたかったことから。
不毛により弱くなったこと、BtBをよりとりづらくなったことが欠点だが、探索入れるなら沈んだ廃墟を増やしたいし、青ダブルさえクリアできれば亜神のキャストに関係ない月も入れらるのであんまり問題はないのかも。

・思考囲い、ヒムの不採用

リリアナも0。宝船の巡航で簡単に回復されてしまいそうなため。コンボ相手には潔く負ける気でいるわけだがリリアナいないので打ち消しをとることはできそう。要調整。

・ボブ

時を超えた探索がめくれた。クソガキは死んだ。



勝ち筋は亜神、ブーーン、ジェイス、梟ヴェンディwith稲妻死儀礼ビートの4つ。サージカルなどで亜神を抜かれると後者二つになる。今までサージカルを撃ってくる相手(ジャンド、BUG)にはリリアナでリソースゲームに持ち込むことが重要だったのでサージカルは撃たれたら撃たれたで良いカードだったわけだが、それがなくなったため勝ち筋を二つに潰されてしまうカードになってしまった。

……が、それ以前にこのリスト、暗黒の儀式がめちゃくちゃ弱そう。これを使って唱えたいのが亜神と探索しかない。
もう抜いてしまいたいくらいだけど、lakeはもともと亜神を唱える時しか使わなかったので別として、他に暗黒の儀式の代わりになるカードははないだろうか

ゲームデー。最後に参加したのはM14の時だったような。



Main

3 思考囲い
3 胆汁病
4 解消
4 英雄の破滅
3 予言
1 軽蔑的な一撃
2 信者の沈黙
2 危険な櫃
2 残忍な切断
2 霊気渦竜巻
3 ジェイスの創意
2 時を超えた探索
1 真珠湖の古きもの
1 奈落の総ざらい
1 悪逆な富

4 汚染された三角州
4 欺瞞の神殿
4 華やかな宮殿
2 神秘の神殿
3 光輝の泉
1 ヨーグモスの墳墓、アーボーグ
5 沼
4 島



Side

3 ファリカの療法
3 軽蔑的な一撃
1 反論
3 悲哀まみれ
4 波使い
1 頂点捕食者、ガラク


青黒コントロール。アショク強そうだから使おうと思って組んだけど見る見るうちに減っていってあっという間に0枚に。毎回良いタイミングで出て火力数枚の的にでもなってくれれば強いんだけどね。

・光輝の泉
キープの補助になり辛いけど引いた時は強く、ジェスカイ相手なんかは複数引けるとかなり楽になるからこの枚数。まあこれが沼か島であればキープできていた初手ももちろんあったりするんだが……。仕方ないと割り切るか減らすか。

・思考囲い
今の環境後半になっても打ち所あるので4で良いです

・予言、残忍な切断
土地27でもちょいちょい4〜5で止まったりするので土地をおくための採用。同時に予言で失ったテンポをカバーできるよう残忍な切断も二枚投入。

・危険な櫃、霊気渦竜巻
櫃置いたまま霊気渦うつのそこそこ強そうと思って散らしたけど別にそんなことはなかった。アブザン相手に強い櫃を多めに積もう。

・信者の沈黙
一枚目を序盤に引いてしまっても、二枚目を奮励で撃つために二枚入れたけど、重いし奮励できなくても別に良さそう感。フェニックスをよりたくさん見るようであれば2のままでも良いかもしれない。

・真珠湖の古きもの、奈落の総ざらい、悪逆な富
フィニッシャー枠。古きものに除去打たれて土地戻さざるを得ないのが結構嫌い、また胆汁病がメインにとられるので総ざらい一本に頼るのは危険すぎるため、フィニッシャーを散らしたい。アブザン相手には長引くといずれペスやアジャニみたいな無理なカードを引かれてしまうので、ドローソースの枚数を考えたとしてもフィニッシャーの枠は三枚とりたい。三種目のフィニッシャーにガラクか悪逆な富が挙がり、相手の手札に溜まりやすい破滅で死ぬガラクはサイドに落とし、悪逆な富に。

・反論
ジェスカイのサイドに予知するスフィンクスがたくさん入るようになってるらしいので、ジェスカイチャームも消せてかつ相手の否認も否認できるように。軽蔑的な一撃と合わせてスフィンクスへの対処手段はそうとうあるが、さすがに多すぎる感はある。確かに出させてはいけないカードだが……。

・波使い
強い。




R1 青黒t赤コントロール

G1:お互いにドローゴーで進むゲーム。相手のアショクにフィニッシャー一枚目、奈落の総ざらいがさっそく持っていかれる。破滅があるのでその後の大惨事はまぬがれるものの、アショクが後に二枚でてきてライブラリーが計9枚削られる。全て返しに対処することはできたが、そもそもライブラリーの枚数を攻められたことが痛く、あと5ターンくらいでデッキがなくなる、というあたりでこちらの唯一残ったフィニッシャー、真珠湖くんが殴りきる。悪逆な富は引き付け過ぎたらハンデスされました。
G2:怒涛の波使い三連打(誇張あり)。カウンター構えつつ相手より軽快に動き、手札差もつけて悪逆な富ぶちかまして勝利。残忍な切断撃たれて焦った。波使いを読まれていたというのか……。

⚪︎⚪︎



R2 アブザン(キアヌ)
ライオンや死与え入りで軽めのやつ。

G1:軽いクリーチャーをパパッと展開され、櫃を置いた返しで死与えからキツい一撃をくらい瀕死の重傷状態。櫃起動後の後続二匹に対し除去が一枚しか手札になく負け。
G2:どう考えても霊気渦竜巻では風番いのロック二連打には対応できませんね……。

キアヌの引きつえーとか思ってたけど、多分アブザンてこういうデッキだよね。別に二枚目のロックでなくともペスでもニッサでもアジャニでも死んでた感ある。

××



R3 ジェスカイ・ウィンズ(HSMTさん)
サクッと。

⚪︎⚪︎



R4 アブザンアグロ

G1:相手の動きが芳しくはなかったので特に危うげなく捌いて悪逆な富で勝利。
G2:相手が生物を2枚しか引かなかったので通ってしまった鞭がほぼ仕事せずガラクでトークン量産モードに突入。

⚪︎⚪︎



R5 ジェスカイテンポの皮を被ったメグコン(MGRさん)

G1:MGRさん曰く、「顔にカウンターないって書いてあった」とのことで悠々と相手の場にスフィンクスが5tに着地。イカれ申したーーーと思いながら引いたら危険な櫃で、ハンデス挟みつつ櫃を置き、次のターンに起動! いけるやん! と思ったら当たり前のようにスフィンクス二枚目でてきてやっぱりイカれ申した。
G2:真珠湖の古きものが抜かれていると思ったらしくフルタップで出てきたサルカンを真珠湖くんで食べて相手の残りの行動カウンターして勝ち。
G3:ハンデスで探索とカウンターしかないのを確認しつつ、一枚目の波使いでカウンターを撃たせると、相手は探索でしっかりスフィンクスとカウンターを見つけたようで、こちらのカウンターを掻い潜りつつスフィンクス着地。フルタップだったのでなんとかガラクキャスト。返しでスフィンクス二枚目を追加されたものの、ガラクは落ちなかったので、トークン増やして戦力増強しつつ波使い。これには対処できなかったようでダメージレースでなんとか勝ち。

MGRさん相手にコントロールするのめっちゃ難しそうなんで正直ここが一番しんどかったです。

×⚪︎⚪︎



4-1で1位抜け。



SE1 アブザン(TTMさん)
重めのやつ。

G1:霊気渦竜巻では風番いのロック二連打には対処できませんね……。アブザンチャーム以外ならなんとかなる状況までもってくもしっかりアブザンチャーム撃たれて負け。
G2:5マリ。











5マリ。

××



ということでSE一没でした。トップ8はアブザン五人でトップ4はアブザン四人でした。アブザン一強環境かな?
正直アブザン相手へのプランが確立できてなかった(ぶっちゃけぼんやり捌けて悪逆な富で勝てる展開にできると思ってた)ので、5マリしようがしまいがどこかで負けていたでしょう。
久しぶりに1日マジックで遊べて気持ち良かったし楽しかったです。賞品から灰雲のフェニックス、TKNさんとやったパックウォーズからなりすましとデルタがでてきて最後にちょっとだけ救われました。優勝したキアヌおめでとう。ていうかいま気付いたけど剥いた5パックから神話レア四枚出たね。レアで良いんだけど。
クソガキ「弁当箱開けるで!」

クソガキ「おっ爪鳴らしの神秘家やんけ!」

クソガキ「ポリスさんにしか見えないんだよなあ……(やまだ杯プロモカードを見ながら)」



クソガキ「パック開けるで!」

クソガキ「トークンと基本土地を上にずらして下からカード見るで! おっフレイバーテキストあるな! なになに……」

クソガキ「野生のエイヴンを模写している……あっ(察し)」



土地連続10枚引き散らかしたり追加マナ払うと寝かせるエンチャントと悪寒とサルカンにレイプされて1-2
フェッチサルカンもなくてかなしい(小並感)
本戦でボッコボコにされた翌日は、BMOツアーレガシーで遊んできました。

Main
4 《復讐の亜神/Demigod of Revenge(SHM)》
2 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
4 《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》
3 《直観/Intuition(TMP)》
4 《悪意の大梟/Baleful Strix》
4 《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》
3 《Hymn to Tourach(FEM)》
4 《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》
4 《暗黒の儀式/Dark Ritual(4ED)》
4 《渦まく知識/Brainstorm(ICE)》
3 《思考囲い/Thoughtseize(THS)》
3 《汚染された三角州/Polluted Delta(ONS)》
4 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》
2 《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire(ONS)》
2 《Underground Sea》
1 《Bayou》
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth(PLC)》
2 《沈んだ廃墟/Sunken Ruins(SHM)》
1 《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit(WWK)》
3 《沼/Swamp(TSP)》
1 《島/Island(10E)》

Side
2 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》
2 《白鳥の歌/Swan Song(THS)》
2 《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》
1 《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives(5DN)》
1 《マラキールの門番/Gatekeeper of Malakir(ZEN)》
2 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus(ALA)》
1 《外科的摘出/Surgical Extraction(NPH)》
1 《基本に帰れ/Back to Basics(USG)》
1 《Hymn to Tourach(FEM)》
2 《仕組まれた疫病/Engineered Plague(ULG)》



いつも通りのやつ。部族に弱いのでサイドに疫病追加。ついでにFoWもヴェンディに変えたりして対応幅広がりました。



Round1:バーン

G1:後手、ボブボブボブダクリヒム土地土地でキープしたら相手がバーンだったオチ。ついでに四枚目のボブまで引いてきちゃうけど4Tには亜神がブーーンしてて勝ち。直観引けたのは運が良かった
G2:死儀礼二枚で相手のガイドを打ち取りつつ、余裕を見てライフゲインをしていきハンデスで手札攻め。場は俺のリリアナ亜神大梟のみで相手の手札0! 勝った! と思ったら上から罠の橋が降ってきたので一枚だけ残ってたジェイスの奥義で勝ち。

○○



Round2:トリコカウンターバーン

G1:祖先の幻視の待機が明けたあたりで直観決まってブーーン。
G2:覚えてない。ブーーンしたような。

○○



Round3:ジャンド

ポリスさん「トイレ行ってきてもええかな」
クソガキ「そうですね」
アナウンス「BMOツアーレガシー第三ラウンドのペアリングが発表されました」

G1:早々に罰する火が揃ってしまい負け。直観決まらないとメイン勝てないなあ。
G2:遺産で罰する火とタルモ牽制しつつ大梟二 体でライフ攻め。追加で単騎の亜神を走らせてライフを2まで落ち込ませて勝ち。詰めの段階でミスってたので反省
G3:悲しみのダブマリ。暗黒の儀式と外科的摘出という撃つだけで手札減るカードもあったしせっかくボブ生き残ったのにデッキトップ六枚土地でリソース差つきすぎて死亡。

クソガキ「ポリスさんトイレ行かなくていいんすか」
ポリスさん「治った」
クソガキ「つよい」

×○×

Round4:エスパーブレード

G1:相手のライフの15から先が書かれていないので亜神ブーーンしたのだと思われる
G2:相手のライフが21から6に推移しているので以下同上

○○

Round5:パトリオット

G1:クソガキ「相手の手札0やしリリアナで蓋して勝ちや!」→相手のトップラバマン二体クソガキのトップ土地土地土地土地
G2:リリアナで亜神捨てといて二体目を普通にキャストして10点ずつ叩き込む
G3:爆薬0でデルバーをけん制しつつ、相手がマナ寝かせてきたのでデイズケア含め暗黒の儀式からBtB。相手のアクションが大幅に減って勝ち。

×○○



Round6:マーフォーク

魚は無理なんで……(震え声)

G1:島並べないように沼三枚から3t亜神で勝負をかけるけど別にブロッカー引かないしやっぱり相手の方がクロック高くて間に合わず沈む。
G2:疫病の上から殴り殺される。

××< /div>



Round7:カナスレ

G1:妖怪なんでも持ってるマン(カウンターされたものも含めプレイした呪文数3)
G2:妖怪なんでも持ってるマン(カウンターされたものも含めプレイした呪文数3)

ポリスさんに聞いたら普通にミスってたようなので反省します。暗黒の儀式の使い方うまくなりたい。

××



Round8:ジャンク

大き目の大会に参加すると必ずジャンクと当たるんですがそれは……

G1:気が付いたら負けていた
G2:気が付いたら負けていた

××



ということで途中まで4-1だったのが急 落して4-4で着地しました。部族もっと殺せるようにならんといかんな。



今回のGP、モダンもレガシーも成績はダメダメでしたが、DNでリンクしている方々とお会いすることができたのは良いことでした。もともとリンクしていなかった北海道の方々からも一方的に補足されていたようなんですがなんでなんですかね……。
みなさんありがとうございました、また会ったらよろしくお願いします。あ、マルシェさんがぼくのツイッターを荒らしていることはしっかりとリプライ欄を見せて報告しておきました。
初国内GP。

Main

3 《雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite(M13)》
2 《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives(5DN)》
3 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》
4 《血染めの月/Blood Moon(CHR)》
1 《不忠の糸/Threads of Disloyalty(BOK)》
4 《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》
3 《電解/Electrolyze(GPT)》
4 《マナ漏出/Mana Leak(M12)》
2 《イゼットの魔除け/Izzet Charm(RTR)》
1 《四肢切断/Dismember(NPH)》
1 《炎の斬りつけ/Flame Slash(ROE)》
1 《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》
3 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus(ALA)》
4 《稲妻/Lightning Bolt(M10)》
4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
2 《蒸気孔/Steam Vents(GPT)》
1 《血の墓所/Blood Crypt(DIS)》
7 《島/Island(10E)》
2 《山/Mountain(TSP)》
2 《硫黄の滝/Sulfur Falls(ISD)》
1 《アカデミーの廃墟/Academy Ruins(TSP)》
1 《僻地の灯台/Desolate Lighthouse(AVR)》

Side
2 《焼却/Combust(M12)》
2 《否認/Negate(M14)》
2 《若き紅蓮術士/Young Pyromancer(M14)》
2 《マグマのしぶき/Magma Spray(ALA)》
1 《月の賢者タミヨウ/Tamiyo, the Moon Sage(AVR)》
1 《アカデミーの廃墟/Academy Ruins(TSP)》
1 《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives(5DN)》
1 《イゼットの静電術師/Izzet Staticaster(RTR)》
1 《払拭/Dispel(RTR)》
1 《嵐の神、ケラノス/Keranos,God of Storms》
1 《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》

ブルームーン(資産的な都合で)。
デッキ選択の時点で環境が黒緑と親和で二分されていると思ったので、まず親和に強い青赤コンから始め、黒緑に勝てるように調整しようと思いました。
黒緑に強い月があるので有利かと思いきやハンデスで抜かれたり衰微で割られて対処されることもある上、タルモをぽんとおかれるだけで死ぬため、月がないこと前提で闘えるようにしようと思い、軟泥もついでに弱体化させられる大祖始の遺産を三枚メイン採用。同じ理由でタルモを確実に殺せるよう、ヴィダルケンの枷より優先して仕組まれた爆薬。これはもともと戦いやすい親和相手に、引ければほぼ決定打になる威力を発揮するのでより親和相手は有利になりました。
枷を抜い たことで島の数を減らすことができ、ついでにあまり殴りにいくことができないこのデッキでは謎めいた命令はリアクティブカードになってしまい弱いと判断したので、命令も抜き。
受け続けるのはモダン環境では無理なので、無理矢理に勝ちに行くことが出来る雷口のヘルカイトを、ケラノスより優先して勝ち手段に採用しました。未練ある魂が流行る前からヘルカイトを使い始めましたが、結果的に未練メタみたいになって良かった感じ。
サイドのタミヨウはごらくさんから勧められて使いましたが、いろいろと強かったのでかなり良いカードでした。
追加の爆薬とアカデミーの廃墟は、主に黒緑用ですが、苦手なトークン相手にも強いです。爆薬廃墟が揃うとおおむね相手の動きの全てを対処でき るのはもちろん、土地を増やすサイドボードは大爆発の魔導師が飛んでくる前提でもあります。また、月がないときでも勝ちに行くことができるし、月があるのなら爆薬はだいたい一度起動できれば良いので補完できていると思います。
最後にメインの不忠の糸ですが、ピン象さんに騙されました。

ということで親和殺すマンなブルームーンでGP神戸! 親和カモン。

Round1:エスパーライブラリアウト
まだ親和じゃなさそう
G1:月置いたら相手の唯一の土地が山になったので勝ち。
G2:書庫の罠ケアして動いてたら相手があんまり動いてこなかったのでそのまま書庫罠ケアしつづけて勝ち。
○○

Round2:緑白t赤アグロ?
風立ての高地、苔汁の橋、エムラ、エリシュ、召喚の罠あたりも入ってたデッキ。とりあえず親和じゃない。
G1:確かヘルカイト突っ込んで勝ち。
G2:白フェッチがなかったので置けば苦手な修復天や刃砦は黙ってくれるだろうと思って月を置いて安心していたらエンド時にいきなり召喚の罠飛んできてエムラでてきて終了。
G3:デッキよくわからなかったのでとりあ えずヴェンデ飛ばしたら相手のハンドに聖遺が二枚あったので、月置いて動かないでいてもらい、そのまま殴って勝ち。
○×○

Round3:トリコミッドレンジ
まだ親和じゃない
G1:月一枚も引けず、さらに土地2で詰まりディスカードまで始まる始末
G2:月引いたけど相手も普通に平地引いてきたしこっちも手札に土地5枚くらい貯まり始めて負け。
トリコ相手はメインの月がはまらない限り勝てないようです。普通に調整不足だったので悔しい。
××

Round4:トリココントロール
またトリコかよ(絶望)
G1:月引けないし土地詰まったし
G2:トリマリ土地1キープ
親和はよ
××

Round5:緑単信心
親和どこ
G1:危なげなく全部捌いてヘルカイト
G2:エルフ系っぽいし楽勝やんとか思ってたら楽園の拡散からスタートされて相手の動きに触れない。1t2t拡散拡散と動かれ、3tに五マナから野生語りのガラク、土地起こしてさらに食百足と動かれる。が、手札にはマグマのしぶき二枚と稲妻が。まだいけそう。と返しに爆薬で拡散を破壊。
ターン返したらさらにニクソスから4t緑タイタン。さすがに死にそう……。
が、返しで赤マナを引けたので、SCMから稲妻二連発でタイタン対処の構え。すると相手がガラクの奥義を使ってくれたので、スタックでタイタンに対処。パワーの上がった百足のアタックを食らうも、返しでガラクと(タイタンのついでにでてきた)エルフに電解、百足のアタック をSCMでブロック+マグマのしぶきで一つずつ対処していく。
その後でてきた狩猟者により次の相手ドローがタイタン二枚目のようなので、タミヨウで6マナ目をしばる。狩猟者の攻撃を食らい残り1、さらに相手のトップは絡み根の霊。ドローが静電術師だったため、狩猟者ブロック+霊にティムで返しは耐え、次のターンも電解で不死した絡み根に対処し、電解で引いたヴェンディリオンをキャスト、緑タイタンをデッキボトムへ。
この時点で相手の場は狩猟者一枚、手札は起源の波と狩猟者。タミヨウの忠誠度を8に上げる。返しで波をキャストされなかったので、タミヨウ奥義から静電術師でヴェンディを殺し回収、そのままハンド検閲モードに入り、狩猟者は無限に撃てるマグマのしぶきで対処して勝ち。 セーフ。
○○

Round6:白黒トークン
親和どこだよ!!!
G1:2t清浄の名誉でいろいろ弱体化する。電解でさばけなくなったし爆薬も引けなくなって負け。
G2:2t清浄の名誉でいろいろ弱体化する。が相手がなんも引かなくてヴェンディでどつき続けて勝ち。
G3:2t清浄の名誉でいろいろ弱体化する。刃砦あたりに対処する焼却や誘惑巻きしか引けず、爆薬もないし土地も2で止まったしでゲームにならずフルボッコ。
もともと相性差あるうえにちょっとアンセム引きすぎてないですかね……。それでも爆薬廃墟ヘルカイトあるから普通のよりも全然相性差埋まってるはずなんだけど
×○×

Round7:親和
親和やっと当たった!!
G1:ゲーム中引いたスペル三枚
G2:ゲーム中引いた土地三枚(引いたスペルに爆薬も電解もなし)
親和殺すマンとは(哲学)
××

親和に為すすべなく負けたのは心折れたので3-4でドロップ。引きは35点くらいでしょっちゅう土地4~6連続ドローしてた気がするし、あたりもキツいとこ多かったけど、そもそもトリコ相手の調整不足が祟っているので勝てなくても納得。
これでしばらくモダンはお休みかな。少なからずこのデッキを使うことはもうないでしょう。フェッチ借り物だし。
二日目はBMOツアーレガシーに出ました。ずっとモダンばっかりやってたのでレガシー楽しかったです(小並感)
SCG invitational challenge にはこちらのデッキで参加しました。



Main

3 《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》
2 《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》
1 《情け知らずのガラク/Garruk Relentless(ISD)》
3 《電解/Electrolyze(GPT)》
3 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》
2 《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles(5DN)》
1 《知識の渇望/Thirst for Knowledge(MRD)》
4 《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》
3 《マナ漏出/Mana Leak(M12)》
3 《差し戻し/Remand(RAV)》
3 《マグマの噴流/Magma Jet(THS)》
4 《稲妻/Lightning Bolt(M10)》
3 《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》
2 《炎の斬りつけ/Flame Slash(ROE)》
2 《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives(5DN)》

4 《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》
1 《乾燥台地/Arid Mesa(ZEN)》
4 《蒸気孔/Steam Vents(GPT)》
1 《繁殖池/Breeding Pool(GTC)》
1 《踏み鳴らされる地/Stomping Ground(GTC)》
3 《島/Island(10E)》
2 《硫黄の滝/Sulfur Falls(ISD)》
1 《アカデミーの廃墟/Academy Ruins(TSP)》
1 《僻地の灯台/Desolate Lighthouse(AVR)》

Side

4 《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》
4 《溶鉄の雨/Molten Rain(MRD)》
3 《塩まき/Sowing Salt(UDS)》
2 《神々の憤怒/Anger of the Gods(THS)》
2 《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage(DKA)》



RUGコントロール。序盤は火力とカウンターで凌いで、《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》のカードパワーで押しつぶすか、ヴェンディSCMでライフつめて火力ぶん投げて勝つデッキ。
以前使っていた赤茶単のなかで、最も強い動きがSCMで金属術を達成した《感電破/Galvanic Blast(SOM)》を本体に打ち込むことだったので、まず「《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》+《稲妻/Lightning Bolt(M10)》」を使うことが出来る青赤から構築スタート。
モダンで青赤といえば双子だが、双子はそもそも持っていないし、《欠片の双子/Splinter Twin(ROE)》と《やっかい児/Pestermite(LRW)》《詐欺師の総督/Deceiver Exarch(NPH)》を別々に引いてきて噛み合わないドローするのを想像してしまったのでなし。もう一つトリココントロールなどもあるが、白というカラーがあまり好きではないのでひとまず考えないことに。
青赤のコントロールの悩みは緑のカードパワーに押しつぶされること。ならばこちらも緑足してパワーを得れば良いのでは、ということからRUGのカラーリングに決定しました。《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》は表で守り裏で攻めるという、このデッキの動きにまさに噛み合った一枚です。

サイドボードの《溶鉄の雨/Molten Rain(MRD)》はいろんなデッキに入れられてお気に入り。メインのカウンターコントロールから、サイド後はRUGデルバー、もしくは憤怒で流して狩りの達人を叩きつけるボードコンのようなデッキに派生することができ、あらゆるデッキタイプに対して根本から相性を覆すことが出来る丸いデッキになりました。その分、とがったカードをあまりとることが出来ず、メイン絶対不利なトロン相手の殺意の塩まき3程度です。トロン相手はサイドのランデス7枚とメインのカウンター6枚がキープ基準となります。

一か月の調整期間のなかで、多くのデッキに対してメインは五分、サイド含めると(相手が勘違いしてサイドミスしてくれることが多いので)有利に戦えるゲームも多くなりました。レガシーもそうですが、正直使い慣れていないデッキタイプであること、知識と経験の少ないフォーマットなため、相手にミスしてもらい、レベルを下げてもらって勝ちを拾うのが良いと考えました。特にモダンのデッキは、色的にタルモツインやヴァラクートと被っているため勘違いされやすいですね。ヴァラクートと勘違いされて《白鳥の歌/Swan Song(THS)》をサイドインされたことも二度ほどありました。
しかし、ひと月のなかでトロン、殻とは一度だけしか当たりませんでした。塩まきの枚数がこれで良いのかという確証はありませんし、殻へは対策どころか戦い方さえ不十分です。当たった時に考えようと割り切りました。




Round1:ダイケンキ

G1:土地1マリガン。相手の《凍結燃焼の奇魔/Frostburn Weird(RTR)》を《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》する立ち上がり。序盤の土地詰まりが響き、《呪文滑り/Spellskite(NPH)》に守られた《大建築家/Grand Architect(SOM)》を焼くこともカウンターすることもできず、《殴打頭蓋/Batterskull(NPH)》と《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》に押しつぶされて負け。
G2:2tに出てきた《呪文滑り/Spellskite(NPH)》を対処できない。《凍結燃焼の奇魔/Frostburn Weird(RTR)》に殴られつつ、《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》で応戦。地道に殴りつつライフを攻めるが、《大建築家/Grand Architect(SOM)》《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph(NPH)》と展開され、変形者はヴェンディに。
こちらは追加し変身したデルバーと共に殴り、変形者と相撃ち。相手の《殴打頭蓋/Batterskull(NPH)》は差し戻しでお手玉しつつ、やっと着地した頭蓋が次のターンに殴ってくるところで相手が1マナを残して寝かせてくれたので、《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》で《呪文滑り/Spellskite(NPH)》バウンスから火力で〆。
G3:土地1マリガン。ここで早くも今日一番のミス。6t目、ルーター系のカードがあるからと土地をおかずターンエンドを宣言すると、相手から刺しこまれる《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》。
こちらの土地は5、手札は《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》、《差し戻し/Remand(RAV)》、《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》。すでに《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》と《差し戻し/Remand(RAV)》を同時に構えることができていないミス。さらにここを《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》でカウンターすればまだよかったものの、《差し戻し/Remand(RAV)》に手が伸びて相手の《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》に打ち消され、虎の子の《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》を失う二重の大ミス。
とはいえゲームの方は、二枚目の《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》を使って相手を寝かせてダメージを叩き込めば勝ちという盤面まで持っていくも、相手の残っていた手札からブロッカーがしっかりと出てきてダメージねじ込めず、《波使い/Master of Waves(THS)》に圧殺される。

普段青いカウンターデッキを使わない練度低い部分が如実に出ました。練習不足もいいとこです。猛省。

×○×



Round2:双子

G1:相手ダブマリ。初期でついてしまったリソース差をいかしてSCMで攻め立てて勝ち。
G2:相手《詐欺師の総督/Deceiver Exarch(NPH)》から《欠片の双子/Splinter Twin(ROE)》つくかと思いきやないようで一命をとりとめるものの、唐突に《雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite(M13)》。返すターンで処理できずとりあえず《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles(5DN)》を設置。土地を引けずヘルカイトを奪えないものの、なんとか引き込んだ《電解/Electrolyze(GPT)》+《稲妻/Lightning Bolt(M10)》でヘルカイトを落とす。枷はグラッジされ、総督にライフ2まで詰められるが、《アカデミーの廃墟/Academy Ruins(TSP)》から枷を使いまわし総督を奪取。相手は《血染めの月/Blood Moon(CHR)》を張ってくるが、それはむしろこちらに対して思い切り有利な行動。すっかり土地が伸びて意味のなくなった《溶鉄の雨/Molten Rain(MRD)》で相手の唯一の島を割り、さらにSCMから雨をFB、さらに追加の雨で土地をパリンパリン割って、残りライフ1から逆転勝ち。

○○



Round3:UB ライブラリアウト

G1:構えたのを警戒してプレイしなかった《罠の橋/Ensnaring Bridge(STH)》をこちらの《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》が持ち去る展開。残りのライブラリの枚数が10枚くらいになるものの、《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》のクロックがなんとか間に合って勝利。変身一回忘れたせいで間に合わないかと思った
G2:デルバースタートするものの、裏返ることなく《罠の橋/Ensnaring Bridge(7ED)》をおかれたので、一生《さまようもの/Wandering Ones(CHK)》でいてもらうことに。《さまようもの/Wandering Ones(CHK)》でちまちま削りつつ、引いた火力を本体に投げつけていくバーンモード。《外科的摘出/Surgical Extraction(NPH)》で火力と《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》を抜かれるも、相手が地主だったおかげで間に合って勝ち。

○○



Round4:ジャンド

G1:相手ダブマリ。が、手札薄いだろうと見てプレイした《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》をエンドに除去からの、流れるように《紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster(M14)》着地。これを処理できずダブマリ分は完全に取り返されてしまうことに。《オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren(ISD)》を完璧な使い方をされていたらかなりきつかったが、《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》を奪うことを優先してくれたため、隙が出来たので《オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren(ISD)》を落として取り返してそのまま勝利。
G2:初手で爆薬廃墟の完成している手札。相手は二連続のハンデスから二枚の《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》を落としてくるも、ゆうゆうとプレイしたはずの《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》がこちらのトップした三枚目《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》に阻まれる。
うっかり通ってしまった《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》だが、特にクリーチャーを展開しないため、手札をちゃんと使った後は大したこともなく。とりあえず枷と爆薬を3でおいておいて、リリアナをとめられるようにしておく。しかし、相手はまたしても《紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster(M14)》を追加してくる。爆薬で処理できないマナ域のカードに焦るも、リリアナをまず処理し、チャンドラに火力を当てて言ってSCMで落とし、相手がライフを削ることを優先して殴ってきた《樹上の村/Treetop Village(10E)》を枷でいただく。そのまま五点クロックが完成し、ライフは2しかなかったものの稲妻を引かれずに勝ち。

○○



Round5:風景の変容

G1:こちら土地1マリガン、相手ダブマリ。ヴェンディやSCMといった軽いクロックを引けず、ガラクのトークンで攻め立てる展開。が、やはりこれでは遅く、猶予を与えてしまうことに。相手ライフ7の状態で稲妻二枚持ちながら、通ってしまった《風景の変容/Scapeshift(MOR)》から18点ダメージで負け。
G2:土地1マリガン。1T《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》……が4連続土地ドローで変身しない。しかし土地の詰まり気味の相手になんとかランデスも絡めて攻めて言ってそのまま勝利。一応最終的にデルバーも変身した
G3:土地1マリガン×2。相手が手札薄いだろうと思ったらしく4Tにプレイした強情なベイロスを《マナ漏出/Mana Leak(M12)》で弾き、返しで《溶鉄の雨/Molten Rain(MRD)》を決める相手が裏目ったパターン。
相手はそのまま土地が詰まってしまい、こちらが《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》で攻め立てる状態に。数ターン後になんとか体制を立て直した相手は、しかし青マナがなく、ベイロスを立たせて4枚の土地から《風景の変容/Scapeshift(MOR)》で青マナを用意する。
こちらの相手エンド時の行動をカウンターで弾かせ、メインに入って《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》でブロッカーをどかし、《稲妻/Lightning Bolt(M10)》でライフを0にして勝ち。

×○○



Round6:メリーラポッド

G1:相手の行動を二度三度弾くとリアクションハンドになった様子だが、こちらもアクティブアクションはとくになく、差し戻ししかないので結局召喚の調べから永遠の商人を許す展開に、商人に除去を撃つも調べから《修復の天使/Restoration Angel(AVR)》でかわされ、アド差ばかりがつく展開。《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》三枚に血反吐吐きそうになりながら負け。
G2:《蒸気孔/Steam Vents(GPT)》《アカデミーの廃墟/Academy Ruins(TSP)》でキープしたら《僻地の灯台/Desolate Lighthouse(AVR)》引いてくる不具合。ブラフ構えてエンドだぜ! ってやったら普通に無限いかれて土地三枚と手札抱えたまま死亡。

××



Round7:青黒テゼレッター

G1:土地1マリガン。《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel(DST)》時点で察しはついていたが《粗石の魔道士/Trinket Mage(SOM)》から《真髄の針/Pithing Needle(M10)》でテゼレッターとあたりをつけるも、《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》で除いたハンドに《冥府の教示者/Infernal Tutor(DIS)》があってよくわからなくなる。結局《冥府の教示者/Infernal Tutor(DIS)》は《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas(MBS)》をサーチしてくることになるので間違ってはいなかった模様。
《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》で攻め立て、相手がマナ寝かせまくって《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas(MBS)》で5/5を作り上げたところを《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles(5DN)》でいただいて勝ち。
G2:土地1マリガン。《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》で攻め立て、ライフを2まで追い詰める。青マナが一つしかなくなったところでライフを2まで削り、《呪文滑り/Spellskite(NPH)》の上から火力二枚打ち込んで勝利。

○○



Round8:ドメインZOO(ピン象さん)

ピン象さん「IDすれば七割くらいの確率でプレイマットもらえんで?」
おれ「ガチろ」

G1:土地1マリガン×2からのノーランドマリガン×2。ノーランドキープで一瞬だけさばけそうになったけど当たり前のように負け。当たり前だよなあ
G2:相手大地主で別にこっち大したことしてないのに勝ち
G3:《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》と島・繁殖池があり、三枚目の土地が赤い可能性の高さを考慮してキープすると《アカデミーの廃墟/Academy Ruins(TSP)》を引いてくる不具合。とはいえ相手もだいぶ引きが悪くなかなか攻めきられないものの、《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》で《神々の憤怒/Anger of the Gods(THS)》をボトムに送って土地探しに行っているようではさすがにこっちに救いもなく。引いた赤マナが間に合ってない感じで結局空うち瞬唱でブロックしたりするものの、《部族の炎/Tribal Flames(TSB)》で負け。いくらなんでも三回ともトップレベルのクソゲーすぎる。まあこっちのキープが悪かったとかいうならそれまでだけどさ……。
なお、メモには「おれがクソ、相手がクソ、お互いクソ」と書いてある

×○×




試合後のピン象さん「やっぱお前IDしてたらマットもらてたぞ」





5-3で終了。ひどいミス負けとゲームになってないゲームを除くと、正面から叩き潰されたのは殻だけなので、殻に対してもっと練習したいところ。殻相手に効くカードを模索するよりは、練習してプレイでどうにかできる部分が多くありそうなのでそこを見つけたい。



●デッキの改善点

・《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》

R1を見ていたピン象さんが、「青命令二枚つかえててなんとかできないわけがない、そんな弱いカードじゃない」と言っていたのをさすがにそこまでじゃないでしょなんて思っていたけど、この日ほぼ初めて使ってあながち間違いでもないなあと思いだした。
普通に三枚目入れてもよさそう。ただ下手なので使い方ミスりそう。

・《炎の斬りつけ/Flame Slash(ROE)》

《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix(BNG)》に向けて撃った時だけは強く感じる。モダン環境って良く考えたら他にも4点火力はあるから、そっちも試してみようと思ってる。このデッキだと対戦相手に投げつけられない火力はカウンター枠になる。対戦相手に投げられる4点火力が最良。《噴出の稲妻/Burst Lightning(ZEN)》、《黒焦げ/Char(RAV)》、《心霊破/Psionic Blast(TSB)》など。多分《心霊破/Psionic Blast(TSB)》。

・《マグマの噴流/Magma Jet(THS)》

占術は強い。デルバーの変身補助にもなる。そこには何の文句もないが、環境に2点火力で焼ける対象があまり多くなく、実際手札が余りだしたときに本体に向けることがだいぶ多かった。ドロー補助やトップ操作系のカードは貴重だけど、少なくとも三枚はとりすぎだと思われる。



二日間通して貴重で楽しい時間を過ごせました。キアヌやくーやんさん、BMスタッフの方々ありがとう! でも財布は薄くなった
5/10にBMOレガシー、5/11にSCGモダンに参加してきました。

ひと月ほど前までは、スタンダードがつまらなく感じつつ(強いデッキを自分で作り上げられなかったことと、変わり谷が買えなかったことが原因)、それでも《とげの道化/Spike Jester(DGM)》や《ドムリ・ラーデ/Domri Rade(GTC)》の入ったジャンドビートダウンを調整していました。
が、黒緑の占術土地の発売によりマナベース上の言い訳で一枚しか使っていなかった《変わり谷/Mutavault(M14)》をもう二枚ほどは最低でも欲しくなってしまったこと、さらにマナの合流点というジャンドビートダウンには最適なマナベースを獲得してしまったことで、「あ、スタンをこれ以上続けるのは無理だな」と財布的な意味で感じました(谷×3、合流点×2~4)。

そのあたりでスタンには早々に見切りをつけモダンで遊びだし、さらにBMOのフォーマットの内初日がレガシーであることを知り、じゃあ久々にレガシーやってみるかあ、ということになりました。ついでにくーやんさんから二日目にモダンも併催するということを聞いたので、残りの一か月はレガシーとモダンのリハビリおよび調整に時間を割きました。

初日のレガシーはこちらのデッキ。


Main

4 《復讐の亜神/Demigod of Revenge(SHM)》
2 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
4 《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》
3 《直観/Intuition(TMP)》
4 《悪意の大梟/Baleful Strix》
4 《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》
3 《Hymn to Tourach(FEM)》
4 《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》
4 《暗黒の儀式/Dark Ritual(4ED)》
4 《渦まく知識/Brainstorm(ICE)》
3 《思考囲い/Thoughtseize(THS)》

3 《汚染された三角州/Polluted Delta(ONS)》
1 《湿地の干潟/Marsh Flats(ZEN)》
4 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》
2 《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
2 《Underground Sea》
1 《Bayou》
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth(PLC)》
1 《沈んだ廃墟/Sunken Ruins(SHM)》
5 《沼/Swamp(TSP)》
1 《島/Island(10E)》


Side

4 《Force of Will》
2 《白鳥の歌/Swan Song(THS)》
2 《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》
2 《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives(5DN)》
2 《マラキールの門番/Gatekeeper of Malakir(ZEN)》
2 《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb(SOM)》
1 《外科的摘出/Surgical Extraction(NPH)》




当然の亜神ブーーン。このデッキを使えなければレガシーをする意味がない。

一年前(もう一年も前か)留学に行く直前あたりはレガシー熱が最も低い時期で、割と長いこと環境に触れていませんでした。とはいえやめる気はなかったのでぼちぼちシャーマンも集めておくかと四枚そろえてアメリカに発ちました。
帰国してレガシーを再開してみるも、使っているデッキがもっさりすぎる。暗黒の儀式の後半腐るのが好きではなかったのでそこを死儀礼のシャーマンと入れ替え、グリクシスカラーでデッキを構築。が……3色で不毛が効きやすいのに3マナ域以上のカードが多く、もっさり。暗黒の儀式の加速力をシャーマンでは補うことが出来ませんでした(当たり前)

帰国後ちょっとだけ触ってそのことを知り、しかし他にスタンが楽しかった時期だったので、レガシーの構築は放置してそのままにしていました。今回の構築はそこからスタートです。

暗黒の儀式三枚など枚数の調整もしてみましたが、結論から言うと暗黒の儀式を使いたくない、使いにくいのならこのデッキは使ってはいけないということでした。(ちきんぐさんのようにLake of the Deadたくさん使う前提で組んでみたくもあるけど土地がばんばん消えてくこのカードをそんなに使うほどの勇気はちょっとなかった)
つまり暗黒の儀式はいつ引いてもだいたい強い構成にしよう、ということで《冒涜の悪魔/Desecration Demon(RTR)》なんかも使ったりしましたが、flowの兄貴のBUGデルバーとの調整で、相手のカードをちゃんと処理できる手段がなければ、悪魔も大梟もたいしたことはないことに気付いたので、その役目は三枚目と四枚目の《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》に譲ることに。

ハンデスの枚数などもろもろの調整を経て、闇の腹心は4、直観は3という枚数に落ち着きました。これはコンセプトを「どこを引いてもだいたい強い」ように定めデッキを組もうとしたのですが、参考にした最も近いデッキがジャンドだったことに起因します。要はリリアナでハンドしぼってボブで勝ち、というパターンが主な勝ち手段となっていることが理由です。リリアナでディスカードするときは直観ルートまでは目指さず、直観はだいたい捨ててボブリリアナルートでの勝利を目指します。ですので直観は切り札というやつですね。一枚で無理やりコンボじみた勝ち方のできるカードがジャンドに入っていたとしたら結構嫌だと思います。パワーカードもしっかりジェイスが入っていますしね。罰する火はないけど。

あとはFoWの枚数かな。単純にメインだとブルーカウントとりにくいことが理由。メインはジャンドの派生と割り切ってコンボと勝負します。晴れる屋周辺はコンボが本当に少ないことも理由っちゃ理由(ひと月の調整期間で当たったコンボはなんと0)亜神4ジェイス2FoW4だとボブのダメージもきついし、アドを失うことがそもそものコンセプトに反しているところもある(コンセプトに反するってだけだったら多分とるけど)。



そんな感じのくいろ式亜神ブーーン。デッキはだいぶ強くできたと思います。




ごらくさん「亜神パッケージ抜いて石鍛冶入れた方が強くね?」




ではBMOレガシーのレポへ。レポ書くのも久しぶり。



Round1:ジャンド

実質の同系。

G1:相手マリガンの先手、こちらのヒムからゲームスタート。ボブと不毛が落ちる。相手はタルモ血編み死儀礼と攻め立ててくるものの、こちらは手札が土地ばかり。直観をトップし、島と沼×3と死儀礼の状態から直観構えのハンド。島が一枚あるからトップから何か引かなければブーーンできないなーと思うものの、相手がアーボーグを置いてくれたので亜神キャスト可能になる。直観を撃つが、相手は自分の不毛で自分のアーボーグを割ってくる。返し土地引けずターン返すと、おそらく唯一のこの状況への回答の囲い。……が、こちらも四枚目の亜神を引いていたので、次のターンに土地引いてむしろ打点上がって20点を叩き込み勝ち。
G2:相手の土地が2ストップし、早々にこちらのリリアナが着地。捨てた亜神をサージカルで抜かれたりはしたけれどもやはりアド差がつきすぎていてボブで勝ち。

ジャンド相手の亜神は単体が強い。だいたい序盤は互いどちらかのリリアナで捨てつつ、長引くマッチアップだから後引きの亜神でナチュラルに二体でてくることが割と多い。ただし罰する火を止められなければ亜神ブーーン決めない限り負ける。

○○



Round2:ジャンド

G1:先手死儀礼から2Tリリアナ。相手のハンドを絞っていくも、ボブを出された返し、囲いで見たハンドが罰する火、ボブで、リリアナで罰する火までディスカードさせて死儀礼で追放すれば勝ちやん! って思って相手の場をよく見てみたら燃え柳2枚あって一枚立ってて追放させられずそのまま罰する火だけで負け。
G2:よく覚えてないけど、メモを見る限りでは3Tにジェイス、その後死儀礼でちまちま削りつつ相手ライフが4になったときに単騎亜神でライフを刈り取ったらしい。
G3:ここもよく覚えてないけど、確かリリアナでマウントとろうしたら、いきなりヘルカイトが突っ込んできて処理できず、横にいた軟泥にも殴られて死んだ。

×○×



Round3:BUG Delver

G1:こちらダブマリ相手1マリ。リリアナでマウントとって土地伸びたので直観→亜神で勝利
G2:ダブマリ。記憶がない……負け
G3:ワンマリ。記憶ないけどメモ見る限りライフ減らして単騎亜神で刈り取ったのかな

なんとなく終始相手の動きが悪かった覚えがある

○×○


Round4:ミラクル

G1:確かハンデスもPWもないハンドをキープしたところにミラクルデッキが突き刺さる。生物ばんばん捌かれてなすすべなく負け。
G2:こちらダブマリ囲い2枚キープ。が、アドバンテージを取り返せるカードを通してもらえずそのまま沈む。

××



Round5:RUG Delver

G1:死儀礼、大梟、ボブで場を固めて、相手は何も打開できるカードを引かない。シャーマンのダメージで勝ち。
G2:捌いて行くことに徹するも、相手の場に無限にクリーチャー湧き出てきて処理しきれず負け。
G3:沼1亜神暗黒の儀式×2でキープ。FoWか稲妻二枚かラバマンと稲妻の組み合わせがなければ勝てる。多分もう一回このハンドをキープするか訊かれてもキープしない。
まあ亜神は稲妻二枚で処理されたんだけど、そのあとも土地を全然引けなくて、カナスレ相手にそれではさすがに負けてる。

○××



Round6:デスタク

G1:1Tルーンの母、2Tサリア、3Tファイレクシアの破棄者(リリアナ指定)、4T荘厳な大天使。うん負けてる。
G2:相手バイアルスタート。メモ見る限り、単騎亜神で二回削ってそのあとはどうにかして六点削ったっぽい。直観決めたんだった気がする
G3:相手先手マリガン。土地おいてバイアル(相手手札4)こちら沼儀式リリアナでディスカード(相手手札3)相手はドローし土地をセット、ルーンの母をプレイ(相手手札2)返しこちらヒム(相手手札0)→GOOD GAME! 後手2Tキル。

×○○



Round7:ポスト

G1:ダブマリの相手にヒム突き刺して土地が落ちてそのまま何も伸びず勝ち。
G2:手札に亜神二枚あり、直観から呼んできて二体だけ走らせるものの、カンデラ(土地起こすアーティファクト、名前曖昧)とMaze of Ithの組み合わせでどちらも止められる。相手ウギンの目からサーチしてくるも、カンデラをこちらのターンに使う関係上サーチしてきた《隔離するタイタン/Sundering Titan(DST)》をプレイできず、ターン回ってきて三枚目の亜神をプレイしてダメージ叩き込んでいって勝ち。

事故とミスを拾っただけ

○○



Round8:Junk

G1:2Tに死儀礼・儀式から亜神。ヒムと囲いで要所を落としてそのまま亜神が殴り倒して勝ち。
G2:リリアナで縛りボブでアド稼ぐ戦法は相手もやってくるしトップ力はタルモペスある以上相手が上、未練ある魂で直観亜神は止められてしまう。無理なんじゃね?
G3:赤青剣を引かれなければもうちょっと何かあった気がするけど、やっぱり無理なんじゃね? ちょっと勝ち筋つぶされすぎてんよ~

○××



Round9:ミラクル

G1:終末一枚はハンデスで見えてる! 二枚目はボブに使ってくれた! じゃあ直観で亜神! →相手おもむろに独楽起動して終末からの、流れるようにジェイス。
G2:メモ張によると、相手のライフが13になってからが書いていないので、直観亜神で15点叩き込んだのだと思われる
G3:相手ダブマリ。お互いにハンドでつくしてこちらがリリアナで勝ちに行く盤面、相手の駒起動願いフルパワーを呪文貫きでカウンター。相手その後普通にドローし独楽。独楽で見てる分がさすがに相手の方が強くてジェイス出てきてまけ。

終わった後にごらくさんに言われたけどターン返して独楽引かれる前にサージカル撃てば願いを消せて独楽をデッキに混ぜこめさせることができた。ミスってる。


×○×




4-5。成績はともかく楽しかったです。
ごらくさんに言われたみたいに絶対に自分で気付いてないミスがどっかにあるんだけど、気付かないからうまくならない。
デッキの改善点としては、爆薬は下手したら三枚目とっても良いかもしれないくらい丸くて良いカード、特に青黒という不器用なカラーでは重宝する。緑濃くして衰微とろうと思えばとれるけど、亜神使うのだからなるべく基本土地をとっておきたい。
また基本土地が多めなので、BtBを試すこともできる。一度やってみた方が良さそう。
それから、真髄の針やファイレクシアの破棄者でリリアナをしょっちゅう指定されるので、そういう置物を処理できるカードがあると良い。いよいよ衰微が近づいてくる。
ちょっと眠いので、モダンのレポートはまた別の日に。
別のデッキ使うのでメモ



2 《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon(THS)》
4 《ゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampager(GTC)》
3 《ラクドスの血魔女、イクサヴァ/Exava, Rakdos Blood Witch(DGM)》
2 《冒涜の悪魔/Desecration Demon(RTR)》
1 《エレボスの鞭/Whip of Erebos(THS)》
4 《ドムリ・ラーデ/Domri Rade(GTC)》
3 《生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie(M14)》
2 《責め苦の伝令/Herald of Torment(BNG)》
4 《とげの道化/Spike Jester(DGM)》
3 《快楽殺人の暗殺者/Thrill-Kill Assassin(RTR)》
3 《悪意に満ちた蘇りし者/Spiteful Returned(BNG)》
3 《究極の価格/Ultimate Price(RTR)》
2 《戦慄掘り/Dreadbore(RTR)》

4 《血の墓所/Blood Crypt(DIS)》
4 《草むした墓/Overgrown Tomb(RAV)》
4 《踏み鳴らされる地/Stomping Ground(GTC)》
4 《悪意の神殿/Temple of Malice(BNG)》
4 《奔放の神殿/Temple of Abandon(THS)》
4 《沼/Swamp(TSP)》
1 《変わり谷/Mutavault(M14)》




3 《ラクドスの復活/Rakdos’s Return(RTR)》
1 《冒涜の悪魔/Desecration Demon(RTR)》
1 《紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster(M14)》
1 《エレボスの鞭/Whip of Erebos(THS)》
1 《生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie(M14)》
3 《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm(RTR)》
3 《ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars(RTR)》
2 《化膿/Putrefy(RAV)》


ラクドスミッドレンジに緑足してゴーアとドムリ入れましたデッキ
谷持ってないから三色のアグロっぽいデッキにしような発想から生まれたデッキ。それなのに一枚スペース見つけてまで入れようと思ってしまうから谷はクソカード。なお賞品でもらったM14からたまたま出てきたなけなしの一枚の模様。
現状黒16赤16緑12なんだが、ニクスへの旅で黒緑占術が出てきたら実際は14くらいで良い赤マナ源を減らせるので計三枚くらいは谷を入れることになるんじゃないだろうか

デッキとしてはまあまあ強いんじゃないのかね……戦績ともなってないからわからん。メインの刺し切る形よりサイドの強いカード連打の形の方が使いやすいし手になじむのは事実。

放出

2014年3月15日 TCG全般
放出



牧歌的な教示者 日 MOR 1000
白闌の騎士 英 ALA 300
大修道士、エリシュ・ノーン 日or英選択可(放出は一枚のみ) NPH 1700
フェリダーの君主 英英 ZEN 800
刃の接合者 日NPH 250
戦争の報い、かたき 英 SOK 状態悪 150



定業 日日 M11 100
禁忌の錬金術 日 プロモ 100
サイクロンの裂け目 英 RTR 400



納墓 英英英 GBN 1500
陰謀団式療法 日 JUD 900
陰謀団式療法 英英英 GBN 900
恐血鬼 英英英 ZEN 1000
外科的摘出 日 NPH 500
黄泉からの橋 英 MMA 350
地下世界の人脈 日日英 RTR 150
群れネズミ 日日日英 RTR 400



破壊放題 英英 250
爆裂破綻 日or英選択可、放出は一枚のみ PLC 200



俗世の教示者 英 4th 200
背教の主導者、エズーリ 日日英 SOM 200
魔の魅惑 日日日 TMP 300
出産の殻 日日日日 NPH 1500
酸のスライム 日日 プロモ 150
極楽鳥 4th他言語×2、 日m10 400
野生のナカティル 日 ALA 300
野生のナカティル 英 プロモ 900
緑の太陽の頂点 日or英選択可、放出は1 MBS 600
遺産のドルイド 日 MOR 500
世界を食らう者、ポルクラノス 日 英雄怪物 800
起源の波 英 SOM 800
巨大化 英 テキストレス 400
実験体 日 プロモ 300
原始のタイタン 日英英 1700
審判官の使い魔 日 プロモ 400
ゴーア族の暴行者 日 プロモ 800

多色

オリヴィア・ヴォルダーレン 日日 ISD 450
炎渦竜巻 日 150
復讐のアジャニ 日プロモor英通常or英アジャニコル版のいずれか一枚選択可 1400
電解 英英 MMA COM 100

無色、土地

トーモッドの墓所FOIL 英 M13
ファイレクシアの破棄者 日 MBS 400
虚空の杯 英 MMA 600
ブライトハースの指輪 英 LRW 900
進化する未開地 日プロモ 100
島 MPS ISD 100
聖遺の塔 日プロモ 100
吠え歯のうろあな 英 FOIL LRW 100
高級市場 英 ftv or MM版選択可 300
墨蛾の生息地 日英英英 MBS 900
ガヴォニーの居住区 英英英 ISD 100
死の溜まる地、死蔵 日 CHK 800



晴れる屋、ウィズダムギルド見て適当に値段付けをしたので、値段交渉受け付けます。募集カードはとりあえずBayouのみですが、基本現金トレードよりはカードトレードしたいので、欲しいのがあったらカードファイルを見せて頂けたら幸いです。適当なユーロランドとかあったら嬉ぶかもしれません。基本は早いもの勝ちで消して行きます。
またグリクシスカラーでモダンを考えている最中なので、その色のカードもトレードできると嬉しいかも。

なお、LINEの方でも放出リストを載せたので、そちらで放出確定したカードで時間が早かったものは出せなくなりますのでご了承ください。可能な限りは逐一消していくようにします。

追加


ザスリッドの屍術師 英英英 300
かなり久しぶりにモダンのデッキを組んだので、行ってきました。



4 楽園の拡散/Utopia Sprawl
4 肥沃な大地/Fertile Ground
3 はびこり/Overgrowth
4 きらめく願い/Glittering Wish
2 忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned


スペル17



4 東屋のエルフ/Arbor Elf
4 極楽鳥/Birds of Paradise
4 高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells
2 呪文砕きのビヒモス/Spellbreaker Behemoth
4 スラーグ牙/Thragtusk
4 業火のタイタン/Inferno Titan



クリーチャー22



7 森/Forest
4 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
1 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
3 乾燥台地/Arid Mesa
1 つぶやき林/Murmuring Bosk
1 寺院の庭/Temple Garden
1 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
2 ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run
2 魂の洞窟/Cavern of Souls



ランド22



3 古えの遺恨/Ancient Grudge
4 塩まき/Sowing Salt
1 呪文砕きのビヒモス/Spellbreaker Behemoth
1 炎渦竜巻/Firespout
1 焦熱の裁き/Fiery Justice
1 夜明けの集会/Congregation at Dawn
1 殺戮遊戯/Slaughter Games
1 太陽と月の輪/Wheel of Sun and Moon
1 大渦の脈動/Maelstrom Pulse
1 溶岩崩れ/Lavalanche



サイド15



ずいぶん前、確か野生のナカティルがまだ禁止にされてもなかったころに使っていたビッグマナのアップデート版。以前のように野生語りのガラクではびこりついた土地起こして起源の波X=10で撃ちまーすとかいうバカデッキはやめて、もっと低くマナ域を寄せました。
最初は当時と同じくアドバンテージ獲得として調和を使ってたんですが、土地拡散エルフと引いたりとなんか違うんだよなあみたいな状況が多発したので探してみたらきらめく願いというカードがありました。サーチカードの悩みである、サーチした先をプレイすることを考えたときのそれ自体の重さも、マナランプなら克服でき、かつマナランプ特有の大雑把な呪文しか使えない部分もある程度補ってくれます。もちろんフィニッシャーの役割も果たせる万能カード。
炎渦竜巻と焦熱の裁きは役割がモロかぶりなのでどちらかで良さそうですね。
やたら数入ってる塩撒きとグラッジは見て分かる通りトロンと親和用。対戦経験がほとんどないのでとりあえず不利と思われるところにウィッシュ以外のスロットを割いてみた。親和はウィッシュからの全除去が効くのでこんなに必要ないかもしれない。



一戦目:エルフ

G1:相手が先手で、ラノエルから大ドルイドを展開。こちらは東屋→拡散の2T4マナだし呪文砕きのビヒモスをプレイ。返しで相手は神秘家を追加しつつ、暴走の先導。カード4枚ハンドに入れられ東屋が出てきてターンを返される。こちらはビヒモスで殴りつつ赤タイタンで大ドルイドとエルフ1体を焼き払う。続く相手のアクションはこちらのタイタンに触れるものではなく、さらにハンドから二体目の赤タイタンを追加し更地にして勝利。マジック簡単。
G2:エルフ二体に傲慢な完全者と並べてきたところをきらめく願いから焦熱の裁きで焼き払う。倦怠の宝珠を出されたが二枚目のきらめく願いから夜明けの集会をプレイし赤タイタン三枚デッキトップに持って来たりバッパラがケッシグで10点くらいパンプして殴れるようになって勝利。

○○



二戦目:赤抜き四色けちコン

G1:願いからビヒモス。相手の未練ある魂トークン、頑強済みキッチンを赤タイタンで焼き払うと、返しで黒タイタンが出てくる。こちらは願いからX=4の溶岩崩れ。赤タイタンのダメージで黒タイタンを落としてそのまま勝利。良く考えたら夜明けの集会で良かった。
G2:相手のライフを5まで追い詰めるものの、けち堀葬エリシュ。こちらは牙だけの盤面で、きらめく願いからのパルスか、かがり火待ちの状況。エリシュに何ターンも殴られ続け、願いを引いたときにはライフ3で、天界の列柱が止まらなくて負け。
G3:ダブマリ。土地1バッパラ肥沃な大地をキープしたら大地を打ち消される。きらめく願いから太陽と月の輪を設置するも、その間一切土地を引かず、結局引かないままバッパラはリリアナで除去される。もちろんリカバリーできるはずもなく、そのまま負け。

○××



三戦目:感染

G1:ぎらつかせのエルフスルーしたら一撃で毒10飛んできた
G2:墨蛾に殴られ続け毒はたまっていくも、相手はそれ以上の土地を引いておらず、こちらは狩りの達人変身からきらめく願いでの殺戮遊戯で、唯一の負けパターンの変異原生の成長を抜いて達人再変身させて勝利。
G3:相手のランカー付きぎらつかせのエルフに二回殴られ毒6、さらに横にファイクル追加される。こちらはバッパラ、狩りの達人と展開し、毒を一つも通さないようフルブロックする。幸いパンプはなく、帰ってきたターンで願いからのパルスでファイクルを落とし、業火のタイタンをプレイして殴って勝ち。相手がマナフラしてた様子

×○○



感染はさすがに相性悪い。スタン時代のナヤケッシグと感染の相性を思い出した。ウィッシュで持ってこれる感染対策も探しておいた方がよさそう。
太陽と月の輪の先に墓地におかれたカードになにもしないの嫌いなんだけど、ほかに多色で墓地対策なんてあっただろうか。ラクドスチャームとジャンドチャームは色がつらい。
後はトロン対策のウィッシュボードは何かないかな。ガドックが良いらしいけどマナクリもろともパイロで流されてしまうしあんまり使いたくないというのが本音。大爆発の魔導士はそんな効く気がしないしそもそも買えません。


後はレガシーも亜神ブーーンで出たけど1-2の人間のクズでした。仕組まれた疫病のプレイ許してくれよー頼むよー
Main

4 《思考囲い/Thoughtseize(THS)》
4 《とげの道化/Spike Jester(DGM)》
3 《快楽殺人の暗殺者/Thrill-Kill Assassin(RTR)》
3 《ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars(RTR)》
3 《戦慄掘り/Dreadbore(RTR)》
2 《生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie(M14)》
2 《ラクドスの魔鍵/Rakdos Keyrune(RTR)》
3 《地下世界の人脈/Underworld Connections(RTR)》
4 《冒涜の悪魔/Desecration Demon(RTR)》
2 《エレボスの鞭/Whip of Erebos(THS)》
1 《紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster(M14)》
3 《死の国のケルベロス/Underworld Cerberus(THS)》
2 《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》

10 《沼/Swamp(ICE)》
3 《山/Mountain(POR)》
4 《血の墓所/Blood Crypt(DIS)》
3 《ラクドスのギルド門/Rakdos Guildgate(DGM)》
4 《奔放の神殿/Temple of Abandon(THS)》
1 《変わり谷/Mutavault(M14)》

Side

4 《ショック/Shock(STH)》
3 《破滅の刃/Doom Blade(M14)》
3 《ラクドスの復活/Rakdos’s Return(RTR)》
1 《狂気の種父/Sire of Insanity(DGM)》
2 《闇の裏切り/Dark Betrayal(THS)》
2 《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》





最近使ってるデッキ。
最近異様なまでにする土地事故(昨日六回戦して七回マナスクリューかました)とプレイミス以外では派手な負け方してないから感触は悪くない。


・《とげの道化/Spike Jester(DGM)》

異様にクロック高い軽量生物。デッキに入ってる総数は少ないのにこれとあと一、二枚の計量生物だけでビートできてしまうことも多々。
後半のケルベロスやアスフォデル、ゾンビでのダメージレースをする際の意味でも良い仕事をしてくれるし、エスパーコンのようなデッキ相手には後半引いても強い。赤を足す理由その一。

・快楽殺人の暗殺者

さすがに強いとはいえないけど道化以外の軽量ビートダウン用生物が少ないので最低限の三枚採用。プレイするときとはいえ攻めと守りをスイッチできるのはチャームみたいな使い勝手でちょっとだけ評価。でもやってることはやっぱりあまり強くはない。
エスパーコン相手で初手にこれと道化とあった場合、こいつから出すと次のターンの道化とのアタックで3Tアショク殴り倒せて気持ちいい。

・《生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie(M14)》

最近黒コンではメインの採用率が減っていってるようだけど、このデッキだと割と良い回避能力を持っていて道化と一緒に攻めに回れる良カード。三枚いれても良いかな。メインでは場に出るとどうしようもなオブゼダート、あとミジウムもあるけどヴィズコーパをどうにかしてくれるのでその意味でも評価。あと信心の種。

・《ラクドスの魔鍵/Rakdos Keyrune(RTR)》

最近マナスクリューしまくるので二枚入れてみたけどそもそもこれが出ない場合が多発するからどうしようもない。二枚とも占術土地に入れ替えるか。普通の人がつかうなら別に必要な枠じゃないと思います。一応マナ加速という意味はサイドのリターンに見出せるけど。

・《紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster(M14)》

強いプレインズウォーカー。最近値段おかしいですよね。赤たす理由その二。

・《ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars(RTR)》

赤たす理由その三。黒コン同系でどうしようもないネズミゲーをどうにかできる。黒コン相手だとサイド後こっちも黒コン寄りになります。

・《死の国のケルベロス/Underworld Cerberus(THS)》

強い。赤たす理由その四。炎樹系のデッキ相手に出して殺されると炎樹からめっちゃ展開されて死ねる。黒コンの鞭防げるの強い。

・《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》

メインは二枚でビートのダメ押しのような使い方をする。サイド後はエスパーコン相手は抜くけど同速以下だったら入ってきて黒コンにシフトできるようになる。

・サイドボード

メインはビート寄り、サイドはコントロールよりにシフトできる俺の好みの内容。強迫とか入れてもエスパー相手の相性差は覆らなかったので、素直にラクドスリターンぶちかましましょう。二枚って言われた気がするけどやっぱり強いので三枚で良いと思います。ショックも強い。



元は先取りスタンで使ってたジャンドドムリから調整してて、メインの潮縛りと命散らしがつら過ぎて二色に戻したんですが、今はゾンビがメインからはあまり使われてないようなのでジャンドビートも可能ではあると思います。ただ調整してて気に入ったのでしばらく赤黒の二色を使うことにします。色マナ供給に安定感あるのすき

募集

2013年10月29日 TCG全般 コメント (1)
ルーンの母
献身的な世話人
八つ尾半
雨ざらしの旅人
エーテル宣誓会の法学者⇄クロロさん
誠実な商人
リンヴァーラ⇄ごらくさん
古の墳墓
石鍛治の神秘家⇄紅蓮
太陽の指輪⇄ごらくさんorがっきーさん
輝きの乗り手
記憶の仮面⇄ごらくさん?
アメジストのとげ
抵抗のほうきゅう
天使の運命
冬の宝珠
天使の運命


EDHサリアを作るのでなんか相性良さそうなカードあったら教えてください
主にコスト追加系を積みまくりたいんですが、サリアのジェネラルダメージで一人殺すの狙えるようなカード(天使の運命みたいな)も他にもないですかね。

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